道路通信標準the Road Communication Standards

▼データディクショナリ
▼メッセージセット
▼プロトコル
 
道路通信標準の構築手法

データディクショナリ

   データディクショナリ標準は次のような手法で構築されています。
 
1. まず、VICSや情報板などの既設のシステムで取り扱われる情報の整理を行い、データエレメントを抽出しました。
 
2. 次に、ITSのシステムアーキテクチャの情報分類に基づいてデータエレメントの分類を行い、データモデルを作成しました。
 
3. 最後に、道路通信標準の構築手法でもご説明している20の個別システムに対応すべく、データモデルに基づきデータディクショナリの拡充を行いました。
 
  下図はデータモデルの上位分類、いわゆるオブジェクト指向で言うところの上位クラスで、全体モデルと呼称します。このように道路関連情報のうち、全てのシステムにおいて使用される基本グループと、特定のシステムの場合に使用されるアプリケーション固有グループに分類しています。

クラスのグループ化

 

 これらの上位クラスは、下図のように、それぞれ下位にクラスを持つ階層構造としています。この最下位に位置するのが、データの最小単位、データエレメントです。

クラスの階層構造