道路通信標準the Road Communication Standards

道路通信標準の活用方法

道路通信標準の活用方法

 個別システムには、以下のような通信を行う機器間の接続点があります。

  ○ センタ~センタ間
  ○ センタ~路側装置間
  ○ 路側装置~車載器間
  ○ 路側装置内の機器間

 ここで、センタ内はそのシステムの規模や機能によってシステムを構成する機器が多様でです。また、路側装置内の通信は機能を実現するために特有な通信方式としなければならない場合があります。
 このために、全ての接続点に対して道路通信標準を一律に適用すると、新しい技術を導入した最適な機器の調達や経済的な整備を制約するケースが出てくることが考えられます。
 このような点を考慮して、道路通信標準は以下のような接続点に適用することを基本としています。

接続点 適用 備考
センタ~センタ間
国土交通省個別システムの断面例
地方整備局~工事事務所
地方整備局~他の道路管理者
地方整備局~他の主体
センタ~路側装置間  
路側装置~車載器間  
その他 センタ内、路側内等の上記以外の接続点
  ○:道路通信標準の適用対象
  △:道路通信標準の適用は可能だが、通信速度等の点から他の方式が適用される場合がある

 以上から、道路通信標準は主に下図のような接続点を適用対象としています。

道路通信標準の適用対象となる接続点