道路通信標準the Road Communication Standards

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▼メッセージセット
▼プロトコル
 
道路通信標準の構築手法

道路通信標準の構築手法

 道路通信標準は、システムアーキテクチャに基づいた構築手法により以下の手順で作成されました。

構築の流れ(概略)

     
●道路通信標準の対象システム
1 道路関連情報事前提供システム 家庭やオフィス、SA・PA、道の駅等において、道路交通関連情報、施設等の情報をオンデマンド等により事前に提供するとともに、必要に応じ施設の利用予約を可能とする。
2 駐車場情報提供システム 家庭やオフィス等において、適切な交通機関の組合せに関する情報や、目的地や目的施設に応じた駐車場情報をオンデマンド等により事前に入手可能とする。
3 公共交通情報提供システム 乗り継ぎ等の情報を含む公共交通機関関連情報の入手、他機関の予約、チケット購入、チェックイン手続き、施設等に関する情報の入手、施設利用時の料金支払い及び施設の利用予約をオンデマンド等により可能とする。
4 高速バス情報提供システム 高速バスの位置に応じた道路交通関連情報を提供するとともに、事故、災害時にはこれらの状況等を加味した道路交通関連情報を提供する。
5 他主体情報提供システム 移動中において、旅行、沿道施設、公共交通等他主体に関する情報をオンデマンド等により入手し、必要に応じて沿道施設の料金支払いを可能とする。
6 特車行政手続きシステム 特殊車両の申請書類を電子化するとともに、通行可否の判断、通行可能経路や徐行区間等の走行条件を提供する。また、許可申請審査の参考データとして、走行履歴を蓄積する。
7 過積載監視システム 車両の積載量等を自動的に把握するとともに、許可申請審査の参考データとして過積載の状況を蓄積する。
8 道路行政支援ソフトシステム 道路整備計画等の基礎データとして、道路交通関連情報を収集するとともに、橋梁やトンネルなどの重要構造物を遠隔地から監視して異常の迅速な検知を可能とし、道路管理等に役立てる。
9 道路環境情報把握システム 沿道環境に関する情報を収集し、道路環境保全対策に役立てる。
10 災害対応システム 災害や異常気象に関する情報を収集し、通行規制、復旧等の対策に役立てるとともに、当該地区を通行予定の車両に提供する。
11 寒冷地用AHSシステム 気象情報、死角部分の車両、歩行者、障害物等の前後方向の障害に対する情報及び進路前方の道路線形や路面状況などに関する情報をリアルタイムに入手可能とする。
12 突発事象検知システム 死角部分の車両・歩行者・障害物等の存在、対向車の接近情報をリアルタイムに周知する。
13 商用車EDI対応システム 商用車両及び貨物に関する情報を収集し、関連する道路交通情報を適切に輸送事業者に提供する。
14 道路関連情報提供システム 移動中において、道路交通関連情報、施設等の情報をオンデマンド等により提供するとともに、必要に応じ施設の利用予約を可能とする。
15 最適経路情報システム 現在の交通状況及び将来の交通予測等からの最適経路情報をオンデマンドで入手可能とする。
16 交通管制システム 道路交通関連情報を収集し、要求に応じ道路交通情報集約機関に提供する。
17 事象対応交通管理システム 災害、異常気象等の事象発生時に、必要な道路交通情報や通行規制等の情報を、要求に応じ道路交通情報集約機関に提供する。
18 自動料金収受システム 車両情報、乗車人員数等を自動的に判別し、駐車場、フェリー、カートレインの自動的な料金の支払いを可能とする。
19 公共交通運行支援システム 公共交通車両の運行状況、高速バス停でのバス利用者の有無を収集し、提供する。また、公共交通車両の緊急情報を受けた場合、発生位置、発生位置までの最短経路等の必要な情報を提供する。
20 歩行者支援システム 移動中の歩行者に対し、現在位置、目的施設、経路等情報を携帯端末機や情報提供装置により入手可能とする。また、高齢者等に対しては、必要に応じてエレベーターや広幅員歩道等の位置情報を入手可能とする。