熊本地震復旧対策研究室とは
熊本地震の復旧・復興事業をより加速化させるため、国総研で初めて災害復旧現場に「熊本地震復旧対策研究室」が平成29年4月に設置されました。
国総研の各研究部とも連携し、九州地方整備局「熊本復興事務所」と車の両輪となって、早期復興に向けて取り組みます。

研究内容
- 熊本地震復旧対策研究室のミッション
1.災害復旧現場の高度技術支援
復旧事業における高度な専門的技術を要する課題に対して、現地にて速やかに検討を行い、技術的な側面から、早期の復興を全面的に支援

2.被災を踏まえた技術・研究開発
被災した橋の現地調査や復旧工事の情報等を踏まえ、技術的知見を収集し、広く発信していくとともに、橋としての機能が回復しやすい耐震構造等の先進的な研究を推進

技術情報
- 長陽大橋ルート
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- 長陽大橋ルートの復旧における技術的な工夫(pdf)
- 阿蘇長陽大橋の復旧を支えた技術の紹介(動画)
◇長陽大橋ルートの事業概要はこちら◇
(九州地方整備局熊本復興事務所のページへリンク) - 俵山トンネルルート
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令和元年9月14日(土)県道熊本高森線『俵山トンネルルート』が全線開通しました。
被災から開通までの軌跡をご覧ください。
(YouTube 九州地方整備局公式チャンネル)
- 大切畑大橋の復旧を支えた技術情報(pdf)
- 桑鶴大橋の復旧を支えた技術情報(pdf)
- 俵山大橋の復旧を支えた技術情報(pdf)
◇俵山トンネルルートの事業概要・進捗情報はこちら◇
(九州地方整備局熊本復興事務所のページへリンク) - 国道325号・阿蘇大橋
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- 国道325号・新阿蘇大橋の復旧を支えた技術情報(pdf)
◇国道325号・阿蘇大橋の事業概要はこちら◇
(九州地方整備局熊本復興事務所のページへリンク)
論文等リスト
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※掲載元より承諾を得て公開しております。
- 令和3年度
- 令和2年度
- 令和元年度
- 平成30年度
- 平成29年度
令和3年度 / 令和2年度 / 令和元年度 / 平成30年度 / 平成29年度
タイトル | 著者 | 書籍 | 発刊 時期 |
---|---|---|---|
3次元点群データを活用した道路沿い斜面の変状把握手法に関する一考察 | 西村海知・西田秀明 | 第39回建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会講演集 pp.119-120 |
R3.12 |
点群データの取得方法の違いが斜面形状計測に及ぼす影響 | 西村海知・西田秀明 | 第34回日本道路会議 (公社)日本道路協会 |
R3.11 |
3次元点群データを活用した道路沿い斜面の状態把握手法の検討 | 西田秀明・西村海知 | 第34回日本道路会議 (公社)日本道路協会 |
R3.11 |
新阿蘇大橋の性能に及ぼす地盤変状の影響を小さくするための構造的な配慮と工夫 | 星隈順一・今村隆浩・宮原史・西田秀明 | 土木学会論文集A1(構造・地震工学)77巻2号 pp.339-355 (公社)土木学会 |
R3.8 |
熊本地震で被災した鋼鈑桁連続橋に対する耐荷性能の挽回方策の考案と設計上の配慮 | 宮原史・今村隆浩・西田秀明・星隈順一 | 土木学会論文集A1(構造・地震工学)77巻2号 pp.304-318 (公社)土木学会 |
R3.8 |
地盤変状の影響を小さくするための配慮をした新阿蘇大橋の計画及び設計 ~震災経験から得られた教訓を活かして~ | 宮原史・今村隆浩・西田秀明・星隈順一 | 土木技術資料 Vol.63 No.6 pp.48-53 (一財)土木研究センター |
R3.6 |
計量テキスト分析による道路橋を維持管理する技術力の解明の試み | 宮原史・堤盛人(筑波大学) | 第63回土木計画学研究発表会講演集 | R3.6 |
Restoration of damaged bridges due to the 2016 Kumamoto Earthquake based on lessons learned from failure mode | F.Miyahara, T.Imamura, H.Nishida, J. Hoshikuma | PROCEEDINGS OF THE TENTH INTERNATIONAL CONFERENCE ON BRIDGE MAINTENANCE, SAFETY AND MANAGEMENT(IABMAS 2020) SAPPORO,JAPAN,11-15 APRIL 2021 | R3.4 |
国道325号 新阿蘇大橋の設計と施工 | 鵜林保彦(九州地方整備局熊本復興事務所)・西田秀明・山田浩司((株)長大)・草道香成((株)長大)・長尾賢二(大成建設(株))・藤本大輔(大成建設(株)) | 橋梁と基礎 Vol.55 No.4 pp.7-13 (株)建設図書 |
R3.4 |
タイトル | 著者 | 書籍 | 発刊 時期 |
---|---|---|---|
令和2年7月豪雨 道路災害調査報告 |
国土技術政策総合研究所・(国研)土木研究所 | 国土技術政策総合研究所資料 第1151号 | R3.3 |
道路橋を維持管理する技術力の解明の試み-支援ツールの活用に着目して- | 宮原史・堤盛人(筑波大学) | 土木学会論文集F4(建設マネジメント)76巻2号 pp.Ⅰ_132-Ⅰ_145 (公社)土木学会 |
R3.3 |
道路橋を維持管理する技術力の解明と戦略的な人材育成の実現に向けた一考察 | 宮原史・堤盛人(筑波大学) | 橋梁と基礎 Vol.54 No.12 pp.45-50 (株)建設図書 |
R2.12 |
戦略的な人材育成に向けた道路橋を維持管理する技術力解明の試み | 宮原史・星隈順一(中国地方整備局) | 土木技術資料 Vol.62 No.10 pp.30-35 (一財)土木研究センター |
R2.10 |
Repair of hollow columns in rigid-frame PC bridge damaged by the 2016 Kumamoto Earthquake and examination of performance recovery by monitoring | F.Miyahara, T.Imamura, H.Nishida, M.Sawada, J.Hoshikuma | The 17th World Conference on Earthquake Enjineering pp.2d-0054 |
R2.9 |
熊本地震で被災した斜張橋の復旧対策と復旧後の状態変化の把握方法の提案 | 宮原史・今村隆浩(九州地方整備局)・西田秀明・星隈順一(中国地方整備局) | 土木学会論文集A1(構造・地震工学)76巻4号 pp.Ⅰ_461-Ⅰ_471 (公社)土木学会 |
R2.9 |
熊本地震で被災した斜張橋の復旧事例に基づく道路橋を維持管理する技術力に関する一考察 | 宮原史 | 第75回土木学会年次学術講演会講演概要集 CSI-33 (公社)土木学会 |
R2.9 |
橋の早期復旧を図るための鋼Ⅰ桁橋支点部構造の破壊形態に関する研究 | 田中謙士朗(国土交通省道路局)・西田秀明・宮原史 | 第75回土木学会年次学術講演会講演概要集 I-283 (公社)土木学会 |
R2.9 |
耐荷性能の挽回に着目した鋼上部構造の補修設計 ―熊本地震で被災した大切畑大橋の復旧事例― |
宮原史・今村隆浩(九州地方整備局)・鈴木慎也((株)エイト日本技術開発)・西田秀明・星隈順一(中国地方整備局) | 土木技術資料 Vol.62 No.8 pp.46-49 (一財)土木研究センター |
R2.8 |
構造特性と損傷状態に応じた鋼上部構造の補修方法の選定 ―熊本地震で被災した大切畑大橋の復旧事例― |
宮原史・今村隆浩(九州地方整備局)・鈴木慎也((株)エイト日本技術開発)・西田秀明・星隈順一(道路構造物研究部) | 土木技術資料 Vol.62 No.7 pp.8-13 (一財)土木研究センター |
R2.7 |
戦略的な人材育成の実現に向けた道路橋を維持管理する技術力の解明の試み ―ブルーム・タキソノミーの応用― |
宮原史・堤盛人(筑波大学) | 土木学会論文集F4(建設マネジメント)76巻1号 pp.14-28 (公社)土木学会 |
R2.6 |
ポリエチレン被覆に損傷が生じたケーブル部材の状態把握と補修方法に関する研究 | 西田秀明・今村隆浩(投稿時 九州地方整備局熊本復興事務所)・瀧本耕大(国土交通省道路局)・玉越隆史(京都大学)・星隈順一(道路構造物研究部) | 構造工学論文集A 66A巻 pp.617-628 (公社)土木学会 |
R2.4 |
タイトル | 著者 | 書籍 | 発刊 時期 |
---|---|---|---|
震災復旧した道路橋の維持管理に資する情報を有効活用するためのBIM/CIMのあり方 | 西田秀明・鈴木慎也 | 道路建設 No.779 pp.32-35 (一社)日本道路建設業協会 |
R2.3 |
座屈した鋼I桁を残置したまま桁を追加して震災復旧した橋の補修効果検証 | 西田秀明・今村隆浩(九州地方整備局熊本復興事務所)・鈴木慎也・星隈順一(道路構造物研究部) | 第33回日本道路会議 (公社)日本道路協会 |
R1.11 |
震災復旧工事段階に取得しておくべき橋の維持管理への活用に資する情報に関する一考察 | 鈴木慎也・西田秀明・宮原史 | 第33回日本道路会議 (公社)日本道路協会 |
R1.11 |
熊本地震からの復旧事例に基づく橋梁の維持管理に必要な技術力に関する一考察 | 宮原史・西田秀明 | 第33回日本道路会議 (公社)日本道路協会 |
R1.11 |
熊本地震で被災した俵山トンネルルートが全線開通 ~国総研・土研の高度な技術的支援が復旧に貢献~ |
西田秀明 | 土木技術資料 Vol.61 No.11 pp.48-49 (一財)土木研究センター |
R1.11 |
熊本地震で被災した斜張橋の復旧対策と復旧後の状態変化の把握方法の提案 | 宮原史・今村隆浩(九州地方整備局熊本復興事務所)・西田秀明・星隈順一(道路構造物研究部) | 第39回地震工学研究発表会講演論文集 (公社)土木学会 |
R1.10 |
阿蘇大橋(仮称)の計画・設計における地盤変状の影響を最小化するための配慮 ~熊本地震で被災した橋から学ぶ~ |
西田秀明・今村隆浩(九州地方整備局熊本復興事務所)・星隈順一(道路構造物研究部) | 九州技報 No.65 pp.27-32 (一社)九州地方計画協会 |
R1.9 |
地盤変状が橋の性能に及ぼす影響を最小化するための構造計画の事例 | 星隈順一(投稿時 熊本地震復旧対策研究室)・今村隆浩(九州地方整備局熊本復興事務所)・西田秀明 | 第74回土木学会年次学術講演会講演概要集 CS3-022 pp.43-44 (公社)土木学会 |
R1.9 |
震災復旧した橋の維持管理で活用する施工段階のデータとCIMの活用 | 鈴木慎也・西田秀明・星隈順一(投稿時 熊本地震復旧対策研究室)・瀧本耕大(投稿時 熊本地震復旧対策研究室) | 第74回土木学会年次学術講演会講演概要集 CS11-004 pp.7-8 (公社)土木学会 |
R1.9 |
損傷箇所の制御を考慮して設計した積層ゴム支承のせん断試験 | 西田秀明・鈴木慎也・星隈順一(投稿時 熊本地震復旧対策研究室) | 第74回土木学会年次学術講演会講演概要集 Ⅰ-090 pp.179-180 (公社)土木学会 |
R1.9 |
震災復旧した橋の維持管理で活用する施工段階のデータとBIM/CIM | 鈴木慎也・西田秀明・星隈順一(道路構造物研究部) | 第1回i-Constructionの推進に関するシンポジウム pp.29-32 土木学会建設マネジメント委員会 |
R1.7 |
阿蘇大橋(仮称)の計画及び設計における地盤変状の影響への配慮 | 星隈順一(道路構造物研究部)・今村隆浩(九州地方整備局熊本復興事務所)・西田秀明 | 第22回橋梁等の耐震設計シンポジウム講演論文集 pp.85-90 (公社)土木学会 |
R1.7 |
熊本地震で被災した2径間連続鋼斜張橋の復旧とモニタリングの活用 | 宮原史今村隆浩(九州地方整備局熊本復興事務所)・西田秀明・星隈順一(道路構造物研究部) | 第22回橋梁等の耐震設計シンポジウム講演論文集 pp.29-34 (公社)土木学会 |
R1.7 |
平成28年熊本地震により被災した道路橋基礎の損傷調査結果に基づく非破壊検査の適用性と損傷要因分析 | 鈴木慎也・西田秀明・星隈順一(道路構造物研究部) | 土木技術資料 Vol.61 No.7 pp.38-41 (一財)土木研究センター |
R1.7 |
熊本地震からの復旧事例に学ぶ橋の補修補強と維持管理 ―ビルド・バック・ベター、補修補強、モニタリング、維持管理、CIM の活用― |
星隈順一(投稿時 熊本地震復旧対策研究室)・西田秀明・瀧本耕大(投稿時 熊本地震復旧対策研究室) | 第47回PC技術講習会 pp.1-19 (公社)プレストレストコンクリート工学会 |
R1.6 |
タイトル | 著者 | 書籍 | 発刊 時期 |
---|---|---|---|
近年の道路橋の震災経験から学ぶ | 星隈順一 | プレストレストコンクリート特集号 第61巻 第2号 pp.90-95 (公社)プレストレストコンクリート工学会 |
H31.3 |
熊本地震による鋼I桁橋の損傷に基づく鋼桁支点部の構造特性の評価 | 澤田守(土木研究所)・岡田太賀雄(投稿時 土木研究所)・玉越隆史(投稿時 土木研究所)・星隈順一 | 土木技術資料 Vol.61 No.2 pp.28-31 (一財)土木研究センター |
H31.2 |
熊本地震で被災した阿蘇長陽大橋の復旧 | 辻芳樹・星隈順一・荒牧聡・平原慎也・宇土力・三原真一 | 橋梁と基礎 Vol.52 2018 |
H30.10 |
震災復旧工事における施工段階での情報取得と維持管理への活用 | 西田秀明・鈴木慎也・瀧本耕大・星隈順一 | 土木技術資料 Vol.60 No.10 pp.24-27 (一財)土木研究センター |
H30.10 |
桑鶴大橋の復旧対策技術の現地説明会を開催 ~復旧プロセスで得たデータを今後の維持管理で活用~ |
星隈順一 | 土木技術資料 Vol.60 No.9 pp.42-43 (一財)土木研究センター |
H30.9 |
東北地方太平洋沖地震に置ける橋梁の震災経験とその後の研究の発展 | 星隈順一・大住道生(土木研究所) | 第21回鋼構造と橋に関するシンポジウム論文報告集 pp.53-61 (公社)土木学会 |
H30.8 |
ブレース状にダンパーが設置されていた鋼上路アーチ橋の熊本地震での挙動分析 | 澤田守(投稿時 熊本地震復旧対策研究室)・西田秀明(投稿時 構造・基礎研究室)・星隈順一 | 土木学会第73回年次学術講演会 Ⅰ-324 pp.647-648 (公社)土木学会 |
H30.8 |
平成28年熊本地震による地盤変状と橋梁基礎の損傷に関する傾向分析 | 鈴木慎也・澤田守(投稿時 熊本地震復旧対策研究室)・星隈順一 | 土木学会第73回年次学術講演会 Ⅰ-344 pp.687-688 (公社)土木学会 |
H30.8 |
鋼棒を用いた変位制限構造の応答に関する解析的検討 | 澤田守(投稿時 熊本地震復旧対策研究室)・星隈順一・玉越隆史(投稿時 土木研究所) | 土木学会第73回年次学術講演会 Ⅰ-485 pp.969-970 (公社)土木学会 |
H30.8 |
PCラーメン橋の地震観測に基づくフーチングの地震応答に関する考察 | 中川量太(投稿時 熊本地震復旧対策研究室)・片岡正次郎(道路地震防災研究室)・星隈順一 | 土木学会第73回年次学術講演会 CS12-022 pp.43-44 (公社)土木学会 |
H30.8 |
熊本地震で被災したPCラーメン橋の復旧とモニタリングの活用 | 星隈順一・今村隆浩(九州地方整備局熊本復興事務所)・澤田守(土木研究所)・西田秀明 | 第21回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集 pp.229-234 (公社)土木学会 |
H30.7 |
ダンパーで耐震補強された鋼アーチ橋の解析手法に関する一考察 | 瀧本耕大・澤田守(土木研究所)・西田秀明・星隈順一 | 第21回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集 pp.281-286 (公社)土木学会 |
H30.7 |
熊本地震による積層ゴム支承の破壊形態の分析 | 鈴木慎也・西田秀明・星隈順一 | 第21回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集 pp.381-388 (公社)土木学会 |
H30.7 |
特集 防災技術2018 熊本地震はまだ終わらない (※コメント掲載) |
(株)日経BP | 日経コンストラクション 2018年5月28日号 (株)日経BP |
H30.5 |
タイトル | 著者 | 書籍 | 発刊 時期 |
---|---|---|---|
熊本地震から早期復興に向けて ~長陽大橋ルートの開通とICT技術を用いたモニタリングの活用~ |
澤田守・今村隆浩(九州地方整備局熊本復興事務所) | 建設マネジメント技術 2018年3月号 pp.13-18 (一財)経済調査会 |
H30.3 |
熊本地震で被災したPCラーメン橋の復旧とモニタリングの活用 | 澤田守・今村隆浩(九州地方整備局熊本復興事務所)・中川量太・星隈順一 | 土木技術資料 Vol.60 No.2 pp.36-39 (一財)土木研究センター |
H30.2 |
熊本地震で被災した長陽大橋ルート、1年4ヶ月ぶりに開通 ~国総研・土研の高度な技術の総合力が早期復旧に貢献~ |
星隈順一 | 土木技術資料 Vol.59 No.10 pp.46-49 (一財)土木研究センター |
H29.10 |
熊本地震により被害を受けた道路橋の損傷痕に基づく要因分析 | 大住道生((国研)土木研究所)・星隈順一 | 第20回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集 pp.121-128 (公社)土木学会 |
H29.7 |
国総研初!災害現場に設置の熊本地震復旧対策研究室 | 星隈順一 | 土木技術資料 Vol.59 No.6 pp.44-45 (一財)土木研究センター |
H29.6 |