環境研究推進本部

 「環境」の良否は、国土マネジメントの進め方によって相当程度決まってくると言えます。なぜなら「環境」は、国土における自然・人工両面の場およびシステムの状態と人間との関係性という文脈でとらえることができるからです。
 環境研究推進本部は、国総研の全分野の研究について、環境に関わる課題への対応という観点から情報を整理・共有するとともに、国総研としての環境研究の取り組みを一層明瞭に打ち出すことを目的としています。

 国土システム俯瞰図を見ると、国総研における環境分野の研究は、国土マネージメントの相当部分をカバーしており、個々の研究や取組みの間で相互に密接な関係を持つものも多いことが分かります。

 環境分野の幅広い研究は、経済基盤の拡充や防災・減災の取組みとの相乗効果により、実務に直結する特色ある展開が図られる可能性を有しています。

環境研究推進本部の構成


本部長研究総務官
本部員企画部長
管理調整部長
下水道研究部長
河川研究部長
土砂災害研究部長
道路交通研究部長
道路構造物研究部長
建築研究部長
住宅研究部長
都市研究部長
港湾・沿岸海洋研究部長
空港研究部長
社会資本マネジメント研究センター長
港湾情報化支援センター長
幹事河川研究部 水環境研究官
道路交通研究部 道路環境研究室長
住宅研究部 建築環境新技術研究官
港湾・沿岸海洋研究部 沿岸海洋新技術研究官
社会資本マネジメント研究センター 緑化生態研究室長

国総研が取り組む環境研究の事例

気候変動への対応に関する研究課題(R4.12現在)


  詳しくはこちら・・・(令和4年度国総研講演会へ)

他機関との情報交換

 環境研究を実施する研究機関等がより一層緊密な連携・協力を図り、環境研究に関する多様なニーズに応え、効果的、効率的な研究を進めていくため、環境研究機関連絡会に参画し、情報交換を行っています。

第4回環境研究機関連絡会研究交流セミナー (R4.12.1)

 [口頭発表]
テーマ:「環境ビッグデータとその活用」
ビッグデータを活用した建築物の脱炭素化に関する施策検討【PDF形式、1.59MB】

 [総合討論]
テーマ:「環境問題解決に向けてデータをどのように作り、活用するか」

第3回環境研究機関連絡会研究交流セミナー (R3.11.10)

 [口頭発表]
テーマ:「防災・減災」(パンデミックを含む)
予測情報を活用した河川・ダム管理の高度化【PDF形式、9.6MB】

 [総合討論]
テーマ:「防災・減災のための技術・情報をどのように社会に実装する(活かす)か?」
(話題提供)河川・ダム管理分野における予測情報活用の社会実装事例【PDF形式、1.78MB】

第2回環境研究機関連絡会研究交流セミナー (R2.12.25)

 [口頭発表]
テーマ:「今ホットな気候変動影響・適応関連研究」
治水への影響評価と適応策に関する研究・技術開発【PDF形式、3.37MB】

 [総合討論]
テーマ:「科学的知見を適応施策にどのように活かすか〜社会との連携〜」
(話題提供)流域治水に関する話題

第1回環境研究機関連絡会研究交流セミナー (R元.12.13)
「生態系ネットワークの保全と再生」

 [ポスター発表]
@砂浜における魚類調査から見えてくる海と川のつながり
A急傾斜地崩壊防止施設と斜面植生 〜植生を活用した施設の維持管理手法の検討事例〜
BAIによる緑視率調査の効率化と緑化意識の啓発に向けた検討
C都市域の緑地の量・質・配置と生物多様性の関係
D多様な海生生物に適したシースケープの検討

 [総合討論]
(話題提供)都市におけるエコロジカルネットワーク掲載に関する現状と課題【PDF形式、2.47MB】

第16回環境研究シンポジウム(H30.11.13)
「スマート社会と環境〜豊かな暮らしと環境への配慮の両立を目指して」

 [講演資料]
コンパクトでスマートなまちづくり【PDF形式、3.21MB】

 [発表ポスター]
@携帯電話基地局運用データのパーソントリップ調査への適用に関する研究【PDF形式、1.42MB】
A下水処理工程におけるDO制御による省エネに関する研究【PDF形式、1.05MB】
B干潟の生態系サービスの定量化【PDF形式、2.69MB】
C都市の生物多様性の確保を目的としたモニタリングとその活用手法に関する調査研究【PDF形式、3.20MB】
D水災害に関する予測技術の開発と社会実験【PDF形式、4.03MB】
E土砂災害警戒避難のための線状降水帯等の自動抽出システムの開発【PDF形式、1.97MB】
F道路施設におけるエネルギー技術活用方策の検討【PDF形式、2.03MB】
GオフィスにおけるOA機器の保有状況に関する実態調査【PDF形式、1.33MB】

第15回環境研究シンポジウム(H29.11.22)
「持続可能な生産と消費 〜資源循環型社会の構築をめざして〜」

 [講演資料]
下水道による資源・エネルギーの創出【PDF形式、4.2MB】

 [発表ポスター]
@中小規模処理場における下水汚泥の肥料化・燃料化の推進【PDF形式、440KB】
A自然由来重金属等含有土の活用の現状と技術的課題【PDF形式、394KB】
B先進的な建築物のエネルギー消費性能評価技術の開発【PDF形式、344KB】
C新しい木質材料を活用した混構造建築物の設計・施工技術の開発【PDF形式、292KB】
D河川管理による外来植物の分布拡大抑制に関する調査【PDF形式、390KB】
E生息場ネットワークの定量評価手法の開発−生態系サービスの豊かなシースケープのデザイン−【PDF形式、369KB】
F津波防災地域づくりにおける自然・地域インフラの活用【PDF形式、784KB】
G朝型観光の推進による観光地の混雑緩和に関する研究【PDF形式、556KB】

第14回環境研究シンポジウム(H28.11.22)
「レジリエントな社会・国土を創る環境研究」

 [講演資料]
災害に対するリスク評価と対策技術【PDF形式、2.4MB】

 [発表ポスター]
@Cバンドレーダ雨量計の高性能化によるXRAIN雨量観測の高度化【PDF形式、1.2MB】
A衛星リモートセンシング技術を用いた大規模土砂災害監視手法【PDF形式、2.1MB】
Bインフラ間の相互依存構造を考慮した災害復旧シミュレーション【PDF形式、530KB】
C地震時の市街地火災発生時における密集市街地の火災避難安全性評価のための技術開発【PDF形式、1.2MB】
D災害に強い下水道を目指して〜下水道管の耐震化優先度評価の開発〜【PDF形式、2.5MB】
Eみどりを活用した都市の防災・減災の推進に関する研究【PDF形式、1.5MB】
F災害拠点建築物の機能継続技術の開発【PDF形式、1.1MB】
G概念モデルを用いた沿岸域における生物生息場の最適配置の検討【PDF形式、890KB】

第13回環境研究シンポジウム(H27.11.10)

 [講演資料]
2050年のくらしに向けたインフラストックの機能向上【PDF形式、3.4MB】

 [発表ポスター]
@人口の減少・高齢化等に対応した持続可能な都市づくりを支えるための技術開発【PDF形式、934KB】
A人口減少や都市再編に対応した緑地計画技術【PDF形式、496KB】
B人とふれあう東京湾を生物豊かな海に【PDF形式、302KB】
C下水バイオガスを原料とした水素エネルギーの利用【PDF形式、279KB】
Dヒートアイランド対策分析システム【PDF形式、927KB】
E「人命を守る」から「使い続けられる構造へ」【PDF形式、477KB】
F降雨予測によりダムを賢くつかう【PDF形式、422KB】
G自動車走行データから読み解く道路交通分野の二酸化炭素排出量【PDF形式、423KB】

第12回環境研究シンポジウム(H26.11.18)発表ポスター

@治水システム理解の深化と気候変動適応【PDF形式、2.8MB】
A気候変動に向けてどう変わる【PDF形式、2.2MB】
B日本沿岸の平均海面水位の長期的な変動はどうなっているの?【PDF形式、1.3MB】
C道路整備は自動車からの二酸化炭素排出量をどう変化させるか【PDF形式、2.5MB】
D身近な樹木が固定するCO2の量は?【PDF形式、3.9MB】
E都市のみどりの3次元での把握と、みどりの環境改善効果【PDF形式、3.4MB】
F再生水利用システムに係るエネルギー消費をどれだけ減らせるか【PDF形式、1.7MB】
Gビルの省エネ設計を誘導するエネルギー消費性能予測ツールの開発【PDF形式、2.3MB】

第11回環境研究シンポジウム(H25.11.13)発表ポスター

@国土マネジメントという文脈でとらえた環境研究の俯瞰と進展【PDF形式、1.6MB】
Aダムの中規模フラッシュ放流による河川環境改善効果【PDF形式、1.6MB】
Bコンクリート構造物による二酸化炭素固定量の把握【PDF形式、1.3MB】
C都市における植物廃材のエネルギー利用に関する研究【PDF形式、1.7MB】
D低炭素水素エネルギーの活用技術【PDF形式、1.4MB】
E改正省エネルギー基準における住宅性能の評価方法の作成【PDF形式、1.7MB】
F新規漂着ゴミ量に対する海岸の線形応答特性【PDF形式、2.7MB】
G内航ユニットロードの省エネ輸送に関する基礎的分析【PDF形式、1.1MB】

お問い合わせ
〒305-0804 茨城県つくば市旭1番地
国土交通省 国土技術政策総合研究所 環境研究推進本部
E-mail:nil-internationalenvironment[atmark]gxb.mlit.go.jp([atmark]を@に書き換えてお送りください。)
※添付ファイル付きのメールは受け取ることが出来ませんので、ご注意ください。