地震、土砂災害、水害をはじめとする自然災害に対する安全性の向上への社会的要請は、近年ますます高まってきています。また、戦後の我が国の高度経済成長を支えた河川、道路等の社会資本は、今後、本格的な維持・更新の時期を迎えようとしているところであり、老朽化への対応が喫緊の課題となっています。このため本プロジェクトは、次の4課題について技術開発を行います。
上記課題の中で、情報基盤研究室では、”現場で即時に情報取得を可能とする技術の開発”を行いました。
これは災害緊急時などに現場で構造物情報などを迅速に入手するシステムの実用化に必要なデータ構造の定義、通信規格の基準化、共通プラットフォームの検討を行い、現場業務の情報化に不可欠な情報基盤となる共通技術を開発するものです。この研究成果は地理空間情報プラットフォームの開発に引き継がれています。
(2010年5月更新)