国土交通省では、平成19年の地理空間情報活用推進基本法の施行とともに地理空間情報の一層の活用を目指しており、同年5月に策定した国土交通分野イノベーション推進大綱及び同年6月閣議決定の長期戦略指針「イノベーション25」において地理空間情報プラットフォームの構築に取り組むことと致しました。
この取り組みに当たり、省内での検討及び東京大学空間情報科学研究センターとの共同研究を進め、目指すべき姿やロードマップを検討した結果、省内外で幅広く利用されることを目指して、地域や環境などに関するデータを載せたプラットフォームを平成20年4月に公開しました(平成30年現在は公開を終了しています。)。
本プラットフォームでは、今までそれぞれ施策ごとに各部局が個別に公開している情報を同一の電子地図上で検索し、アクセスすることができます。
なお、本プラットフォームで背景地図として利用している「地理院地図」は国土地理院が、地図にデータを重ね合わせ、集約するシステムは国土技術政策総合研究所がそれぞれ開発しました(図1)。
図1 地理空間情報プラットフォームのイメージ