社会資本マネジメント研究センター

河川や道路といった分野に縛られない、分野横断的・共通的な事項を中心に、設計・施工から維持管理までのあらゆる建設生産プロセスやそれらを支える情報通信技術に関する研究を実施している。

鈴木 宏幸
社会資本マネジメント研究センター
社会資本システム研究室 主任研究官
1999年 入省

今、必要とされる技術を
現場へ提供する

日本の各地で行われている建設工事は、調査・計画・設計・積算・施工・検査と、多くの段階を経て完成するものであり、また完成してからも施設等を維持・管理・更新していく必要があります。その建設生産プロセスの中で、私は建設工事の監督作業や出来形検査における新技術の活用について検討を行っています。

新たな技術を実際の現場へ投入するためには、現在定められている様々な規格や基準、ガイドライン等を踏まえつつ、検査等に必要な精度で計測できるか検証し、現行の手法との比較分析を行う等、検討すべき項目は多岐にわたります。しかしこの成果が全国の建設現場で行われている作業の合理化、省力化に繋がると思えばやりがいも感じています。

全国が研究フィールドであり、成果が各地の建設現場等へ反映されていくという国総研の研究に携われることは、大学や企業の研究機関とはまたひと味違った魅力といえるかもしれません。