屋根瓦を落とさない・飛ばさないための7つのQ&A

Q3.瓦屋根は、重いので住宅全体の耐震性に影響するのでは?

 新築時においては、法令(建築基準法施行令第46条第4項)により、地震に対して必要な壁の量が、「軽い屋根」(金属板葺きやスレート葺きなど)と、「重い屋根」(瓦葺など)の二種類の係数に区分(表1)されています。従って、瓦屋根の場合は、軽い屋根よりも壁の量を増やして、必要な耐震性を確保するように設計されています。

[表1] 屋根の重さと壁量

建築基準法施行令第46条第4項(屋根部分など部分的に抽出)

[表1] 屋根の重さと壁量