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海岸の研究 English Page
海岸研究室

海岸研究室 研究テーマ
[5]技術支援

1.人工リーフの設計の手引き(改訂版)の一部改訂

1) 概要

 全国海岸協会は、「人工リーフの設計の手引き(改訂版)」の一部改訂を行いました。
 一部改訂の概要は次のとおりです。
手引き第6章の改訂 
・コンクリート被覆ブロックを散乱し難くするための安定数の導出
手引き第7章の追加 
・維持管理の確実な実施

<主要な内容>
・被覆材の重量算定を、被覆石とコンクリート被覆ブロックに分離した。
・コンクリート被覆ブロックの所要重量算定にパラメーターとして水深波長比(h/Li)を導入した。
・コンクリート被覆ブロックの所要重量算定にはブレブナードネリー式を用いて良いこととした。
・所要重量算定式の安定数Nsを導出する水理模型実験について国総研資料第927号を参考にすることとした。
<背景>
・海岸法H26改正において、法第十四条の五第二項(維持又は修繕に関する技術的基準等)が追加されたことを受けた改訂である。
・人工リーフは、没水形の不可視構造物であることから管理が滞りがちとなるので、管理計画を備えることが必要である。



  • 「人工リーフの設計の手引き(改訂版)」一部改訂はこちら(全国海岸協会ホームページ(外部リンク))
  • 2) 「人工リーフ被覆ブロックの波浪安定性能評価のための水理実験マニュアル」の発刊

     海岸研究室では、人工リーフの被災事例を調査するとともに、被覆ブロックの波浪安定性の水理模型実験を行い、その結果に基づき、「人工リーフ被覆ブロックの波浪安定性能評価のための水理実験マニュアル」(国総研資料第927号)を発刊しました。 このマニュアルは、「人工リーフの設計の手引き(改訂版)」を補完するものとなっています。
  • 「人工リーフ被覆ブロックの波浪安定性能評価のための水理実験マニュアル」はこちら

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