長持ち住宅の選び方

本ウェブサイトは、国土交通省 国土技術政策総合研究所の主催による産学官連携の共同研究の成果の一部です。

住宅選びと耐久性

マイホームの建設を予定している方(住まい手)は、一般的に住宅会社(造り手)などのWebサイトを訪れたり住宅展示場に通ったりして、その特徴を把握されようとしますが、基礎的な技術情報が少ない場合は、表面的な印象に左右されやすく、住宅が保有する本質的な性能を公平に評価することは難しいと思われます。

住宅の性能を公平かつ明確にはかるものとして、住宅品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に基づく住宅性能表示制度があり、耐久性関係は「劣化対策等級」(9P)により等級が定められています。この「劣化対策等級」は、他の等級と同様に「評価方法基準」により定められております。

一方、私ども(共同研究者)は、「雨水浸入(雨漏り)」や「結露」の原因となり得る仕様や施工が、木造住宅の耐久性に著しく影響を及ぼすため、これらについて産学官が、5年間にわたり専門分野を超えて協議しており、現在の住宅性能表示制度だけではなく、本共同研究の成果も参照して頂きたいと思います。

本共同研究では、住宅購入予定の皆様が劣化対策の参考資料として、判りやすく解説するため、下記の「長もち我が家を築く!造り手との情報交換ツール」、「住まい手のための材料・部材選択シート」、「住宅外皮重要ポイントチェックリスト」を用意致しました。劣化対策は、施工による影響も考えられるため、これらの資料だけで劣化を完全に防ぐことは困難と思われますが、耐久性を確保する上で重要な内容が記載されていますので、ご参照下さい。

参考資料

国土交通省住宅局が公表しているマンガでわかるシリーズ

詳しい技術情報