研究成果概要


国総研資料 第 471 号

【資 料 名】 鋼部材の耐久性向上策に関する共同研究
−実態調査に基づく鋼床版の点検手法に関する検討−

【概   要】 近年,供用後20年程度を経過した鋼床版橋梁において,トラフリブの溶接ルート部からデッキプレートを貫通する方向へ進展する疲労損傷が報告されている.この損傷は,数例しかないものの,外側からの発見が困難である上,路面の陥没など走行安全性に問題を引き起こす可能性がある.そのため,損傷メカニズムの解明や点検手法の確立は緊急の課題となっている.本研究では,主として鋼床版のデッキプレートを貫通する疲労き裂を対象として,き裂が発生する可能性の高い橋梁条件(架橋条件,橋梁諸元,供用中の舗装及び橋梁の状態など)を検討するための損傷橋梁の分析,鋼床版のパネル剛性に着目したFEM解析,実橋調査を行うとともに,その点検手法について適用性を検証したものである.

【担当研究室】 道路構造物管理研究室

【執 筆 者】 国総研,(社)日本橋梁建設協会



表  紙 184KB
中  扉 474KB
担当者等名簿〜まえがき 603KB
目  次 307KB
本  文
 第1章  研究の概要 11,071KB
 第2章  鋼床版の構造諸元とデッキプレート貫通き裂との関係に対する解析的検討 2,438KB
 第3章  デッキプレート貫通き裂に着目した鋼床版の段階的調査手法 36,522KB
 第4章  鋼床版現地調査 55,189KB
 第5章 鋼床版の応力測定 15,023KB
 第6章 総括 432KB
鋼道路橋のトラフリブを有する鋼床版を対象としたデッキプレート貫通型き裂の検出のための調査要領(案) 14,462KB
付属資料 鋼床版舗装の損傷事例集 36,350KB
奥  付 330KB


全  文 160,949KB