研究成果概要


国総研資料 第 441 号

【資 料 名】 堤防の浸透破壊に対する安全性評価の精度向上に関する調査

【概   要】 河川堤防の浸透破壊に関する安全性は,ある区間の代表断面において河川水位や降雨等の外力及び堤防と基礎地盤の土質条件を与えて浸透流解析を行った後求められる円弧すべりに対する安全率及び局所動水勾配の指標により評価されている.しかしながら,実際の被災形態が解析結果より想定される破壊形態と異なっていることや,安全率や局所動水勾配の値が安全な値を示していても被災している場合があり,両指標と浸透破壊に対する安全性の対応関係は必ずしも良好ではない.そこで,本調査では実際に浸透により被災した堤防を23事例抽出し,実際に作用した外力条件のもと浸透流解析を行い,被災形態と解析結果を比較するとともに,安全率及び局所動水勾配の値と浸透破壊に対する安全性の関係を解析した.また,浸透破壊に対する安全性評価の精度向上のための検討を行った.

【担当研究室】 河川研究室

【執 筆 者】 菊森 佳幹



表 紙 217KB
中 扉 311KB
まえがき 432KB
目 次 308KB
本 文
 1.はじめに 192KB
 2.調査概要 5,568KB
 3.解析結果 453KB
 4.評価精度向上のための検討 2,953KB
 5.評価精度向上のための提案 717KB
 6.おわりに 190KB
 7.参考文献 189KB
奥 付 234KB


全 文 9,425KB