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海岸の研究 English Page
海岸研究室

海岸研究室 研究テーマ
[1]海岸侵食

3.海浜堆積物の調査

 海岸地形や海浜堆積物は特に基本的な環境要素であり、土砂の粒径は海岸に生息する生物に支配的な要因となっています。このようなことから、沿岸域の地形の形成過程を推定することや、堆積物の特性を把握することは非常に重要と言えます。

 海岸研究室では、沿岸域において堆積物を柱状採取し、分析するにより、土砂の粒度、堆積過程(堆積速度)、供給源などを推定する研究をしています。その一例として、東京湾盤洲干潟での調査および分析を紹介します。

図-1 東京湾の衛星写真 図-2 盤洲干潟の風景
JAXA提供

図-3 地層標本(東京湾盤洲干潟)



図-4 粒度分析と堆積年代分析結果の例
(図-3に示す標本の分析結果)

※Cs-137(セシウム-137)放射年代測定分析
 Cs-137は、大気圏核実験により放出された人工放射性核種であり、核実験が開始される以前(1954年以前)には存在しません。日本では、1963年に降下量が最初のピークとなるほか、1984年のチェルノブイリ原発事故の影響が考えられます。これらのことから、地層の堆積年代を推定できます。

 ただし、堆積年代を確定させるためには他の方法(例えばPb-210法など)の分析結果とあわせて考える必要があります。



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