Lesson1:基本的な概念と操作

1.景観シミュレータの基本的な概念

 ①LSSGファイル:モデル
 (景観シミュレータを用いて、基本的な図形の編集を行うことが可能)
 ②LSSSファイル:様々なモデル、背景、光源、視点位置等を記録
 ③景観データベース
 事例データベース:過去の景観検討事例、参考事例等
 要素データベース:一般的なオブジェクト(樹木や点景)を検索し、シーンの中に配置
 材料データベース:景観材料(製品・部品・素材)を登録
 ④外部関数
 ユーザーが作成したパラメトリックな部品を追加
 ファイル・コンバータも実装(変換元ファイル名を指定)
 ⑤プラグインDLL
 基幹部分を変更することなく、柔軟に機能を拡張
 特定分野の目的に応じた大幅な機能追加に適する
 ⑥仮想コンバータ
 任意形式(フォーマット)のデータを読み込むために使用
 データファイル(記録)とメタファイル(形式定義)のペアを寿命の長い記憶媒体に保存

2.景観シミュレータの基本操作

 外壁落下リスクを可視化するデータを作成するために必要な最低限の基本操作を解説します
 ヘルプを選択すると、それぞれの場面におけるヘルプがノートパッドで表示されます
 (ヘルプにコメントを追加して保存することができます)

視点移動

 [回転]
 [シフト]
 [接近]
 [後退]
 右クリックしてドラッグすると連続的に視点移動します

①ファイル

 作業成果を保存したり、再度ロードします
 [新規作成]
 [開くLSSS]
 [開くLSSG]
 [上書き保存]
 [名前を付けて保存]
 [報告書]

②編集

 画面上で表示されているオブジェクトをタップすると、選択状態になり強調表示されます
 選択した物体を対象として編集操作を行います
 [移動・回転・スケール]
 [配置・コピー]
 [削除]
 [視点設定]
[マテリアル・テクスチャ]選択したオブジェクトの色彩やテクスチャを編集します
[光源設定]光源を設定します。季節と時刻から太陽の位置を簡易計算します。
 よく使用する編集機能は、画面でオブジェクトが選択された状態で右クリックして起動できます

③表示

 [視点]全体視界:オブジェクトが表示範囲外にある場合に頻繁に使用します
 [透視図][平面図][南立面][東立面][北立面][西立面]
 [表示モード]例えばワイヤーフレームで表示する
 

④形状生成

 [原始図形]
 直方体、球、円柱、円錐・円錐台、角柱・角錐台:パラメータを指定して立体を生成
 
 緯度経度計測点
原始図形:円錐・円錐台の生成
 掃引体 断面形状から立体を生成
 平面:水平面の形状を定義
 線:線分、折れ線
 [基本構成要素]:道路等を生成
 [オプション]:ユーザーが定義した外部関数を選択・起動
 [プラグイン]:追加インストールしたプラグインDLLを起動
 「建築外部リスク可視化」を選択すると、BERV.DLLが起動

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