研究成果

所外発表

タイトル

ETC2.0プローブ情報から得るボトルネック指数の有効性検証

概要

平成28年3月に設置された「国土交通省生産性革命本部」において、生産性革命プロジェクト1)の1つとして、ピンポイント渋滞対策が選定された。ピンポイントで渋滞対策を実施するには、渋滞のボトルネック箇所を正確に把握する必要がある。国土技術政策総合研究所ではETC2.0プローブ情報等の道路交通データを活用し、ピンポイントでボトルネック箇所を特定する手法として、道路の渋滞発生頻度を評価するボトルネック指数2),3),4)を開発している。ボトルネック指数は、時間帯別に渋滞が発生したかを日々判定し、時間帯別に渋滞発生日数を分析対象期間の日数で除したものである(例えばある区間で7時台のボトルネック指数が0.5であれば、その区間では2日に1度の割合で7時台に渋滞が発生することを示す)。  本研究では、従来からの一般的なボトルネック箇所の把握手法である速度コンター図とボトルネック指数の比較を行い、ボトルネック指数の有効性を検証した結果を述べる。

書誌情報

(一財)土木研究センター,土木技術資料,Vol.63 No.4,2021.4

著者

村野 祐太郎, 松岡 禎典, 横地 和彦