研究成果
所外発表
タイトル
AIを活用した画像認識型交通量観測の導入に関する研究
概要
国土交通省では,全国道路・街路交通情勢調査による5年に一度の調査体系から,ICTをフル活用した常時観測を基本とする平常時・災害時を問わない新たな道路交通調査体系への移行を目指し,検討を進めている.国土技術政策総合研究所では,その取組みの一つとして,既存の設備が活用でき,歩行者など車両以外の観測への応用も期待される既設の道路管理用のカメラ(CCTV)映像から,人工知能(AI)を活用した画像認識により交通量を観測(以下,「AI交通量観測」という.)する技術の実用化に向けた研究を行っている.本稿では,AI交通量観測技術の現状や課題を整理するとともに,全国に導入されたAI交通量観測装置の精度確認結果について述べた.
書誌情報
(一社)交通工学研究会,交通工学,Vol.56 No.1 ,2021.1
著者
松岡 禎典, 里内 俊介, 坂本 一誠