研究成果概要


国総研資料 第 878 号

【資 料 名】 塩化ビニル管に適した異常判定・緊急度診断基準に関する研究

【概   要】  現在、管渠の異常の判定は、剛性管を対象に作られたTV カメラ調査による視覚判定基準および緊急度診断基準に基づいて行っている。しかしながら、全国の布設延長の約5割を占める可とう性管の塩化ビニル管は、剛性管と材料・力学特性が異なることから、これに適した判定・診断基準が必要である。
 本研究では、塩化ビニル管特有の異常および管体性能の低下状況を解明し、塩化ビニル管の視覚判定基準および緊急度診断基準を提案した。
【担当研究室】 下水道研究室

【執 筆 者】 横田 敏宏,小川 文章,深谷 渉,末久 正樹,宮本 豊尚,野澤 正裕,賀屋 拓郎



表紙 317KB
中扉 315KB
目次 87KB
   
本文
 1. はじめに 929KB
  1.1. 研究背景
  1.2. 研究目的
  1.3. 研究内容
  1.4. 用語の定義
 2. 実態調査 5,293KB
  2.1. 下水道管渠調査の視覚判定基準の経緯
  2.2. 塩化ビニル管の規格および異常に関する既往の文献
  2.3. 塩化ビニル管の異常の実態
 3. 塩化ビニル管の視覚判定基準の検討 3,328KB
  3.1. 検討背景
  3.2. 異常項目の影響の把握
  3.3. 塩化ビニル管の視覚判定基準の提案
  3.4. 塩化ビニル管の視覚判定基準(案)による再判定結果および異常発生傾向の分析
  3.5. まとめ
 4. 塩化ビニル管の緊急度診断基準の検討 2,405KB
  4.1. 検討背景
  4.2. 偏平試験による歪みと構造的異常の関係把握
  4.3. 統計的手法による歪みと構造的異常の関係把握
  4.4. 真のクラック先端最大歪みの推定
  4.5. 塩化ビニル管の緊急度診断基準の提案
  4.6. 塩化ビニル管の緊急度診断基準(案)による再診断結果および診断結果の分析
  4.7. まとめ
 5. おわりに 303KB
  5.1. まとめ
  5.2. 今後の課題
   
奥付 350KB
   
全文 11,956KB