「第16回アジア地域土木研究所長等会議」
「 気候変動に対応した統合水管理 」 をテーマに
第16回会議の概要
第16回アジア地域土木研究所長等会議が、2007年11月26日から12月7日にかけて開催されました。
第16回目となった今回の会議では、「気候変動に対応した統合水管理」をテーマに日本の他、インド、韓国(会議期間の後半から参加)、マレーシア、フィリピン、スリランカ、ベトナムの計7カ国が参加して行われました。

開会式
11月28日には、今回のテーマに関する発表と討論が国総研の国際会議室で行われました。この発表と討論をとおし、各国の現状と課題が明らかになり、参加国間で問題意識を共有することができました。また、11月29日から11月30日にかけて「水資源管理」、「水災害管理」及び「水環境と下水管理」の分野別課題について講義や質疑応答を行いました。
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国際シンポジウム
今回は、この会議の一環として、また第1回アジア・太平洋水サミットのオープンイベントして12月3日大分県別府市において「アジアにおける気候変動に対応した統合水管理」をテーマに国際シンポジウムを開催しました。国際シンポジウムには、九州地方の技術者など100名近くの方々に参加いただきました。
この国際シンポジウムでは、はじめに九州大学大学院 工学研究院教授 神野健二 先生による「地球温暖化時代における水の統合管理」と題する講演が行われました。その後、国総研や九州地方整備局、インド、韓国、マレーシア、フィリピン、スリランカ、ベトナムの今回のテーマに関連した事例発表が行われました。その後、日本を含めた各国の発表者に講演者の神野先生を含め国総研の大平河川研究部長の司会のもとパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションのまとめとして、今回のテーマに関する研究や適応策の実施に関する国際的な協力体制の構築の必要性についての共通の認識が確認されました。また、シンポジウムの終わりに、国土交通省谷口技監より来賓のお言葉を頂きました。
 シンポジウム
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おわりに
会議の最後には、参加者及び国総研によって総合討論を行い、会議の成果報告であるコンクルージョンを作成し、今後も会議を継続していくことを確認しました。会議参加者からは、有益な知見を得るとともに参加国間の相互理解を深めることができ、会議への参加は非常に有益だったという大変高い評価も頂きました。
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本会議のコンクルージョンは、以下よりご覧頂けます。 (和文、英文)
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