行事のお知らせ

「第15回アジア地域土木研究所長等会議」


「 道路ネットワーク整備の社会的・経済的効果 」 をテーマに

第15回会議の概要

第15回アジア地域土木研究所長等会議が、2006年11月6日から11月17日にかけて開催されました。

第15回目となった今回の会議では、「道路ネットワーク整備の社会的・経済的効果」をテーマに日本の他、中国、韓国(会議期間の後半から参加)、インドネシア、ラオス、マレーシア、ネパール、パキスタン、フィリピンの計9カ国が参加して行われました。



開会式


11月8日には、今回のテーマに関する発表と討論が国総研の国際会議室で行われました。この発表と討論をとおし、各国の現状と課題が明らかになり、参加国間で問題意識を共有することができました。また、11月9日から11月10日にかけて「道路ネットワーク整備の効果と評価」、「交通安全と交通環境」及び「道路ネットワークを支える構造物管理と体制」の分野別課題について講義や質疑応答を行いました。
国際シンポジウム

アジア地域土木研究所長等会議では、会議期間中に、アジア各国の現状を日本各地の公共事業関係者に紹介すると共に、日本における地方の公共事業関連事業を海外参加者に紹介するために、国際シンポジウムを開催しています。
本年は、11月16日(木)に「アジアにおける道路ネットワーク整備の社会的・経済的効果」をテーマに「第15回アジアにおける国土開発と土木技術に関する国際シンポジウム」を、愛知芸術文化センターで開催し、中部地方の公共事業に携わる関係者約100名にご参加いただきました。

シンポジウムの開会にあたり、谷口国土交通省技監の代理としてご出席頂いた祢屋国土交通省総合政策局技術調査官からご挨拶を賜りました。最初に、トヨタ自動車(株)常務役員の重松崇氏により、「サステイナブル・モビリティに向けた自動車の安全技術」と題して次世代への持続可能な移動社会(サステイナブル・モビリティ)の実現に向けたメーカーの安全への取り組みと道路等のインフラとの協調システム等に関する最新の安全技術について講演が行われました。その後、本テーマに関し望月国総研所長による「日本の事例」、酒井中部地方整備局道路部長による「中部地方の事例」、そしてKANG韓国建設技術研究院道路研究部長による「韓国の事例」の各講演がありました。最後に、各国参加者によるパネルディスカッションが行われました。


シンポジウム

おわりに

会議の最後には、参加者及び国総研によって総合討論を行い、会議の成果報告であるコンクルージョンを作成し、今後も会議を継続していくことを確認しました。会議参加者からは、有益な知見を得るとともに参加国間の相互理解を深めることができ、会議への参加は非常に有益だったという大変高い評価も頂きました。



本会議のコンクルージョンは、以下よりご覧頂けます。
和文英文



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国総研
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