「第15回アジア地域土木研究所長等会議」
結論(和訳)
アジア地域土木研究所長等会議は、1)相互理解に資する情報交換、2)技術事項に関する検討、及び3)研究者ネットワークの構築、という目的の下、国際協力機構(JICA)の協力を得て、1993年2月よりを開催してきたところである。
第15回アジア地域土木研究所長等会議は2006年11月6日から11月17日まで主につくば市と名古屋市で開催された。参加者は、土木に関する調査研究及び施策立案について責任を有する政府機関の研究者及び職員であり、参加国は中国、インドネシア、韓国、ラオス、マレーシア、ネパール、パキスタン、フィリピン、及び日本であった。
第15回会議では「道路ネットワーク整備の社会的・経済的効果」を各国間の共通課題とした。この課題の下、参加者は相互理解の促進と新技術の把握に資する検討、新技術並びに実務に関する視察を行った。また、参加者は「第15回アジアにおける国土開発と土木技術に関する国際シンポジウム」に出席し、いくつかの事例紹介の後に「アジアにおける道路ネットワーク整備の社会的・経済的効果」についてのパネルディスカッションを行った。
会議は、討議、視察、シンポジウムの結果、次のようにまとめられる。
- 「道路ネットワーク整備の社会的・経済的効果」とそのための研究を進めることの重要性を認識したこと。
- 各国は道路ネットワーク整備の促進のためにアジア各国の識見及び経験から学ぶべきであること。
- 今後も協力し、会議を継続することの必要性を認識したこと。
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国土交通省 国土技術政策総合研究所
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