第13回会議の概要
国土技術政策総合研究所は、平成16年10月18日(月)から10月29日(金)まで、つくば(国土技術政策総合研究所)、東京及び沖縄において、第13回アジア地域土木研究所長等会議を開催しました。
今年の共通課題は「都市域における水環境管理」であり、下水道研究部、環境研究部及び企画部が会議の企画・運営を行いました。今回の参加者数は日本を含むアジア12カ国からの12名(参加国:バングラディシュ、ブータン、カンボジア、中国、インド、インドネシア、韓国、ラオス、マレーシア、ネパール、パキスタン及び日本。日本の参加者は浜口所長)で、都市域における水環境管理行政の実務に携わる部署の幹部並びに水環境管理の研究者などの専門家が来日しました。
 開会式
 共通課題発表
会議の前半(10月18日(月)〜10月22日(金))はつくばで開催されました。開会式の翌日からは、共通課題及び分野別課題の発表・討論や専門家による講義等が行われました。これら発表・討論により、参加各国における都市域における水環境に関する現状及び課題が明らかになり、参加国間で問題意識を共有することができました。
また、会議期間中の半ばには東京に移動し、国土交通本省を表敬訪問しました。
さらに、会議参加者は、霞ヶ浦浄化センター、土浦ビオパーク、有明水再生センター、お台場海浜公園等を視察しました。視察現場の中には、講義等で紹介された日本の水処理技術や水環境保全技術の成果等を視察することができ、各参加者がその内容を十分に理解することができました。
10月27日(水)には沖縄に場所を移しました。沖縄では内閣府沖縄総合事務局及び沖縄県の協力の下、この会議のメインイベントである国際シンポジウムに参加したほか、那覇浄化センター、那覇新都心メディアビル(再生水利用ビル)、真嘉比遊水池等の視察を行い、日本の地方都市における水環境管理について知見を深めることができました。  那覇浄化センター視察
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