「第13回アジア地域土木研究所長等会議」
コンクルージョン(和訳)
アジア地域土木研究所長等会議は、1)相互理解に資する情報交換、2)技術事項に関する検討、及び3)人的ネットワークの構築、という目的の下、
日本の国土技術政策総合研究所が、国際協力機構(JICA)の協力を得て、1993年2月より開催してきたところである。
第13回アジア地域土木研究所長等会議は2004年10月18日から10月29日までつくば市の国土技術政策総合研究所及び沖縄県の沖縄コンベンションセンター
で開催された。参加者は、土木に関する調査研究及び施策立案について責任を有する政府機関の研究者及び職員であり、参加国はバングラデシュ、ブー
タン、カンボジア、中国、インド、インドネシア、韓国、ラオス、マレーシア、ネパール、パキスタン及び日本であった。
第13回会議では「水環境管理」を各国間の共通課題とした。この課題の下、参加者は相互理解の促進と新技術の把握に資する検討、新技術並びに実務に
関する視察を行った。また、参加者は「第13回アジアにおける国土開発と土木技術に関する国際シンポジウム」に出席し、「アジアの大都市における水
環境問題」とその対応策の現状について発表を行った。
第13回会議の討議、視察、シンポジウムの結果、次の事項が同意された。
- 「水環境管理」の役割とさらなる改善の必要性並びにそのための研究を進めることの重要性を認識したこと。
- 社会資本整備の充実及び支援のため、各国はアジア各国の識見及び経験から学ぶべきであること。
- 今後も協力し、会議を継続することの必要性を認識したこと。
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国土交通省 国土技術政策総合研究所
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