研究成果概要

国総研資料 第 1343 号


【資 料 名】 維持管理に着目した既存港湾施設の3次元モデルの要件設定及び簡易作成手法
【概   要】

 我が国の物流を支えるコンテナターミナルでは,高潮・波浪による浸水被害と機能停止が近年多発している. 気候変動の影響により,そのリスクはさらに高まる.これを回避するためには,ハード・ソフトに跨がる各種対策の検討と関係者の合意が必要となるが, コンテナターミナルは多様な施設から構成されており,各施設の対策がコンテナターミナル全体として提供するサービスの継続性や強靭性向上に対して どの程度寄与するかを定量的に明示できないことが,抜本的な対策に繋がらない一要因となっている.
 本研究では上記問題の解決に向けた検討フレームと,その実現に向けた端緒としてストレステストを活用した, コンテナターミナル全体としての浸水脆弱性と浸水対策効果を定量的に評価できる実務的な手法を提案する. その上で,モデルコンテナターミナルを対象とした浸水脆弱性の評価と改善検討の事例を示す.

【執 筆 者】 宮田 正史、竹信 正寛、大鳥 靖樹(東京都市大学*)、小野 憲司(京都大学)、吉田 郁政*、
赤間 康一(国交省鉄道局)、神野 竜之介(パシフィックコンサルタンツ(株))、富田 孝史(名古屋大学)、 芝﨑 康介(横浜港埠頭(株))、上杉 主悦(阪神国際港湾(株))、海野 吉輝(鈴与(株))


研究資料全文

全 文

6,377KB
 

1. はじめに

1.1 本研究の位置づけ
1.2 ストレステスト(ST)の概要

2. 検討フレームとストレステスト

2.1 検討フレームの全体像
2.2 ST実施に必要となる準備
2.3 STによる浸水脆弱性の評価と対策シナリオの検討

3. モデルコンテナターミナルへの適用事例

3.1 はじめに
3.2 STによる浸水脆弱性の評価(無対策の場合)
3.3 STによる浸水脆弱性の評価(対策有りの場合)
3.4 STの実適用にあたっての留意点

4. おわりに

謝辞

参考文献

付録

付録A 台風によるコンテナターミナルの代表的な被害事例
付録B コンテナターミナル諸施設・設備における浸水深・被害関係の整理事例
付録C コンテナターミナル諸施設・設備に対する対策メニューの整理事例
付録D モデルコンテナターミナルのストレステストの入力条件と結果
付録E 「コンテナターミナルの高潮浸水リスク評価に係る勉強会」の開催概要