【概 要】 |
国内航空運賃が2000 年2月から事前届出制となり自由化されて以降,普通運賃や往復割引運賃以外に,非常に多種多様な券種が各航空会社から販売されている.しかし,その券種別の販売シェア
(利用旅客の構成率)については十分なデータがなかったため,これまでの航空旅客需要予測では,普通運賃を用いざるをえなかった.
しかし,2003 年以降,航空旅客動態調査によるデータが蓄積されてきたことから,本研究では,同調査による利用券種データと航空輸送統計年報の旅客数データとを用いて,路線別の平均運賃と実勢運賃低減率を求め,路線特性との関係分析や検証を行った. さらに,実勢運賃低減率を設定する一つの試みとして路線を特性別に4分類し,時系列的な安定性等を検証した. |