研究成果概要


国総研資料 第 611 号

【資 料 名】 国際航空輸送の業務継続に係るリスクマネジメント手法の検討

【概   要】  グローバル化が進展する今日,大規模地震等を始めとする何らかのリスクの顕在化により,国際空港が機能低下あるいは機能停止に至った場合,我が国の経済社会は重大な影響を受けることとなる.この影響を最小限に抑えるためには,そのような場合においても国際航空輸送の機能を一定のレベルで確保することができるような対策をあらかじめ講じておくことが必要である.「国際空港の機能低下に対する基礎的検討−リスクの顕在化による影響−」(国総研資料第421号) では,我が国で国際空港が機能低下した場合の国際旅客や貨物の流動への影響を,続く「国際空港の機能低下に対する基礎的検討(その2) − 我が国経済における直接損失とその波及影響−」(国総研資料第 499 号)では,その場合に生じる経済的な直接損失と波及影響などを,そして「国際空港の機能低下に対する基礎的検討(その3) − 国際旅客流動確保のための一方策−」(国総研資料第541 号)では, その場合の国際旅客の空港選択について, モデルを構築し検討した.
 本研究では,我が国の国際空港の一つが被災した場合において,?@関係者の連携による国際航空輸送の業務継続計画の検討方法と, ?A業務継続計画の策定の際に参考となる代替輸送需要についての算定方法について示した.
 得られた成果を踏まえながら引き続き,関係者とも調整しつつ,国際空港の機能維持について必要な対策等を進めていくこととしている.

【担当研究室】 空港研究部

【執 筆 者】 中道正人・中島由貴



表 紙 338KB
中 扉 322KB
目 次 317KB
本 文 1033KB
奥 付 71KB


全 文 1408KB