【資 料 名】 |
ビルピット排水の悪臭指導に関する検討報告書 |
【概 要】 |
ビルピット排水は,ピットの構造や維持管理等の問題により,高濃度の硫化水素を含む場合がある.硫化水素は,下水道施設排出後,空気中に放散され悪臭の元となり,生活環境悪化や都市イメージ低下,下水道施設の劣化を引き起こすため,下水道管理上の大きな問題となっている.
本検討では,下水道管理担当者が効率的かつ効果的に悪臭対策を実施するために,下水道施設である汚水桝に硫化水素計を設置し,悪臭防止法による規制基準値超過を判定するとともにビル管理者に指導する手法の提案を行った.また,ビルピット排水による悪臭の実態調査を行い,汚水桝と悪臭の原因となる硫化水素が生成されるピット排水における臭気指数及び硫化水素ガス濃度の関係及び水質による硫化水素発生傾向を明らかにした. |
【執 筆 者】 |
深谷 渉,西尾称英,松宮洋介,榊原 隆 |
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