研究成果概要


国総研資料 第 553 号

【資 料 名】 液状化を考慮した岸壁残留変形量の簡易評価法の提案

【概   要】 岸壁の耐震性能照査にあたって,特にレベル2地震動作用時に関しては2次元地震応答解析が標準的なツールであるが,計算負荷の問題が大きく,より簡易に岸壁の残留変形量が評価できる方法が望まれる.本研究は,液状化を考慮した岸壁の残留変形量を簡易に評価する方法を検討することを目的とした.本研究では約4500ケースの2次元地震応答解析による岸壁の残留変形量に関して,1次元地震応答解析結果及び岸壁の形状に関するパラメータを基に推定する方法を検討した.1次元地震応答解析結果及び岸壁の形状に関するパラメータを基に岸壁の残留変形量を推定する本研究の方法は,1次元地震応答解析を行わず岸壁の形状に関するパラメータと入力地震動最大値のみで岸壁の残留変形量を推定する方法に比べ,推定精度が高いことを確認した.

【担当研究室】 港湾施設研究室

【執 筆 者】 安田 将人,長尾 毅



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中 扉 65KB
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