研究成果概要


国総研資料 第 548 号

【資 料 名】 漂流・漂着ゴミ問題に関連する法令と活動事例の整理

【概   要】 近年,大量のゴミが我が国の海岸に漂着し,港湾機能や生態系に大きな被害をもたらしている.こうした被害の深刻化を受け,我が国では2006年度から本格的に対策の検討を進め,その結果,2009年7月に海岸漂着物処理推進法が制定された.一方で漂流・漂着ゴミ問題は新法以外にも多くの関連する従来の法令が存在する.今後の対策を考える上で新法と従来の法令を整理し,法体系の全体像を把握しておくことは非常に重要である.こうした全体像の把握には法令の焦点を分かり易い形でまとめたものが有用であると考えられるが,現時点ではそのような形でまとめられた資料はない.そこで,本報告では漂流・漂着ゴミ問題に関連する従来の法令と現状の活動事例を平易な形で整理し,新法と比較することにより現状の法体系の全体像を把握することを目的とする.ここでは,関連法令と活動事例を「発生抑制対策」,「回収対策」,「処理対策」の3つの観点から分類・比較することによって以下の結論を得た.

【担当研究室】 沿岸域システム研究室

【執 筆 者】 片岡智哉,日向博文



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中 扉 91KB
目 次 31KB
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奥 付 56KB


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