研究成果概要


国総研資料 第 480 号

【資 料 名】 矢板式係船岸の永続状態に関するレベル1信頼性設計法

【概   要】 2007年に改正された「港湾の施設の技術上の基準・同解説」では,矢板式係船岸の永続状態に対する照査においてレベル1信頼性設計法(部分係数法)が導入され,基準・同解説において標準的な部分係数が参考提示されている.しかしながら,タイ材の応力照査に関して,港湾工事のタイ材として使用されるタイロッドとタイワイヤーのうち,タイワイヤーに対する部分係数については当時検討されていないため,提示するに至っていない.そこで,本研究では,永続状態に対する矢板式係船岸のタイワイヤーの応力照査を対象として,タイワイヤーの降伏強度に対する部分係数について検討した.また,基準・同解説において参考提示されている標準的な部分係数の設定根拠等について,設計者の便を考慮してあらためて整理した.

【担当研究室】 港湾研究部

【執 筆 者】 長尾毅,菊池喜昭,宮田正史



表  紙 106KB
中  扉 333KB
目  次 274KB
本  文 866KB
 1.はじめに
 2.矢板式係船岸の永続状態に関するレベル1信頼性設計法
 3.タイワイヤーの降状強度に関する部分係数の検討
 4.まとめ
 謝 辞
 参考文献
 付録A. 評価対象とした矢板式係船岸の設計概要(その1)
 付録B. 評価対象とした矢板式係船岸の設計概要(その2)
奥  付 52KB


全  文 951KB