研究成果概要


国総研資料 第 412 号

【資 料 名】 凍結防止剤散布と沿道環境

【概   要】  本資料は,凍結防止剤散布による沿道環境の調査結果を学識経験者による検討を経て,とりまとめたものである.スパイクタイヤの禁止以降,冬期の交通安全確保のために凍結防止剤を散布することは必要不可欠なものとなっている.近年は凍結防止剤の散布量が増加し,その環境への影響を懸念する声が高まってきている.このため,凍結防止剤の飛散量に関する物質収支把握,土壌塩分調査,地下水調査,沿道植物調査等を行い,凍結防止剤による沿道環境への影響について検討した.この結果,土壌から植物への影響は極めて小さいということ,路肩端から5m以遠では凍結防止剤による影響が少ないことが確認できた.

【担当研究室】 道路環境研究室

【執 筆 者】 木村恵子,曽根真理,並河良治,桑原正明,角湯克典



表 紙 12KB
中 扉 68KB
まえがき 111KB
目 次 124KB
第1章 委員会の概要 209KB
第2章 凍結防止剤散布について
2.1 冬期道路管理の概要 550KB
2.2 凍結防止のメカニズム 350KB
2.3 凍結防止剤(Nacl)の基準 252KB
2.4 凍結防止剤の散布実態 375KB
第3章 凍結防止剤の飛散について
3.1 凍結防止剤の飛散メカニズム 690KB
3.2 凍結防止剤の飛散調査 290KB
第4章 沿道への影響調査
4.1 植生への影響文献調査 352KB
4.2 全国土壌調査 487KB
4.3 沿道植物現地調査 2,345KB
第5章 地下水への影響調査 944KB
第6章 まとめと今後の課題 136KB
参 考 3,583KB
奥 付 12KB

全 文 8,431KB