国総研資料　第 219 号

【資　料　名】

中国の空港整備・管理制度

【概　　　要】

中国の著しい経済成長の行方が，今後のアジア経済ひいては世界経済を予想する際の最も重要な要素のひとつであるという見方は，もはや常識となっている。航空需要についても，経済成長と歩調を合わせて増大することは容易に想像できることであり，産業基盤インフラとしての空港の特性を踏まえれば，一層確信的になる。すなわち，今後のアジア航空市場の将来性を予想するとき，中国の動向の把握は必要不可欠である。アジア内で空港間競争が激化する，あるいは欧米の航空自由化に対抗するため，一丸となってアジア内航空ネットワークを守る等，様々なシナリオが考えられるが，いずれにしろ中国の空港・航空政策について把握しておく必要がある。
中国の空港整備・管理の大きな特徴としては，多様な管理主体が存在し，空港毎に独立した会計を持っており，日本の空港整備特別会計のようなシステムが存在しないことが挙げられる。

【担当研究室】

空港計画研究室

【執　筆　者】

千田奈津子，杉村佳寿，石倉智樹，石井正樹

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