【資 料 名】 | Study on Performance and Test Methods of Asphalt Mixtures for Airport Pavements(空港舗装用アスファルト混合物の性能と試験法に関する研究) |
【概 要】 | アスファルト舗装の長寿命化が可能となるためには,アスファルト混合物は交通荷重ならびに自然環境の作用下においてわだち掘れやひび割れに抵抗しなければならない。本研究は,アスファルトの種類,骨材粒度,添加剤,締固め方法といった要素がアスファルト混合物の性能に及ぼす影響,高温ならびに低温時におけるわだち掘れとひび割れ抵抗性の評価指標について焦点を当てている。その結果は以下のようにまとめられる。 (1) アスファルトの酸価はアスファルト混合物の耐水性を評価するために使用可能である。(2) 長期間老化法は現地におけるアスファルト混合物の耐水性評価に有用である。(3) スラリー状の消石灰を混合することはアスファルト混合物の耐水性を改善するために有用な方法である。(4) 改質アスファルトを使用することにより,アスファルト混合物の安定度と耐久性は著しく増加する。(5) 骨材粒度は高温時におけるわだち掘れと低温時におけるひび割れに対するアスファルト混合物の抵抗性に大きく影響する。(6) 締固めエネルギーを増加することにより,アスファルト混合物のわだち掘れと骨材剥離に対する抵抗性は向上する。(7) 養生期間を長くすることによりアスファルト混合物の性能が改善される。(8) 曲げ試験によりアスファルト混合物の温度ひび割れ抵抗性に関する優れた指標が得られる。(9) ホイールトラッキング試験における相対変化比は高温時におけるアスファルト混合物のわだち掘れ抵抗性の評価指標となる。 |
【執 筆 者】 | Peiwen HAO and Yoshitaka HACHIYA |
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