「平成13年度 国土交通省国土技術研究会」開催される
11月20日から21日にかけて、国土交通省国土技術研究会が東京(品川TOC)において開催されました。本研究会は、住宅・社会資本整備に関する技術課題について、国土交通省、自治体、公団等が現場で抱えている問題を率直に情報交換し、議論を重ねることにより、技術の向上と行政への反映を図ることを目的としたものです。
今年度の研究会では、指定課題が16課題、自由課題は二部門に分かれ、一般部門42課題、新技術活用部門21課題、そして39課題のポスターセッションの発表がありました。
◆指定課題
指定課題は、住宅・社会資本整備に関して横断的でかつ重要な研究テーマであり、行政サイドと研究サイドとの連携が図られたテーマです。今年度の発表テーマは、以下のような環境、情報化関連のテーマが多くありました。
・河川事業における環境影響評価、東京湾・沿岸域における環境問題、官庁施設における廃棄物発生抑制
・情報技術を活用した国土管理、光ファイバなどの映像関連システムの効果的な設計・運用、ITを活用した物流の効率化・高度化
◆自由課題
自由課題は、全国的に発表する価値のある研究テーマであり、一般部門と新技術活用部門の二部門があります。一般部門は、事業を進めるにあたって生じた現場等における課題に対し、国や地域の政策や地元の意見等を踏まえ、発注者・管理者としてどのように課題解決を行ったかをとりまとめたものです。新技術活用部門は、建設コストの縮減、安全・安心の確保、環境保全等、諸課題の解決に資する、民間等で開発された設計・施工等に関する優れた新技術であり、公共事業において活用された事例等についてとりまとめたものです。
閉会式では、自由課題の優秀論文として、一般部門14編、新技術活用部門6編が表彰されました。
自由課題の優秀論文表彰者
◆ポスターセッション
ポスターセッションでは、各機関が取り組む技術について、パネルや模型の展示、パソコンを用いたシミュレーション等により紹介がありました。
国土交通省 国土技術政策総合研究所