研究内容・研究課題

砂防研究室で取り組んでいる研究について紹介します。

研究内容

研究課題

砂防事業の効率的実施体制の構築
砂防基本計画に関する検討調査
河川砂防技術基準は平成16年3月に改定され、砂防基本計画が水系砂防・土石流対策・流木対策・火山砂防・天然ダム等異常土砂流出対策で構成されることとなったため、これまでの技術基準類を再構成するとともに、砂防事業等を効率的かつ安全に推進するための技術を取りまとめる。
事業評価マニュアルの高度化に関する検討
砂防事業のような防災事業では期待被害額の低減効果という視点で投資効率性を評価することとなっている。
構造物による対策と構造物によらない対策を組み合わせた場合での投資効率性の評価方法について開発を行う。




総合的な土砂災害対策計画の立案支援
総合的な土砂管理を踏まえた砂防設備の計画・配置手法に関する調査
山地から海岸まで土砂の流送する領域(流砂系)では、土砂の移動に起因した様々な問題が生じている。
それらの問題を解消・改善するために、生物・生態系などの環境に与える影響をなるべく抑えた対策の検討手法を開発する。
衛星リモートセンシングによる砂防流域モニタリング手法の開発に関する調査
衛星リモートセンシング技術による、長期的な流域監視、大規模土砂災害発生時の迅速な被災状況の把握を行う崩壊地抽出等の技術及び運用システムの検討・開発を行う。
流砂観測調査
総合的な土砂管理のために、流砂観測手法を開発・改良するとともに、全国の流砂観測データを解析・管理するデータベースシステムを構築する。
土砂災害データベース構築
法令・技術基準の技術的根拠、政策の企画、事業効果の測定、事業展開の検討等の基礎資料を迅速に提示するため、土砂災害データベース、砂防LiDARデータベース等の砂防関係情報を蓄積するデータベースシステムを構築する。
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災害対応の支援
災害対応の支援
全国で発生する激甚な土砂災害等において、2次災害の防止、応急対応・復旧計画の策定等のための助言・支援を行う。
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危機管理対応支援
土砂災害リスクコミュニケーションによる行動変容に関する研究
土砂災害対策における防災情報の周知、防災教育等のリスクコミュニケーションによるソフト施策の改善手法の検討を行う。
大規模災害時における応急対策の効率化に関する研究
地震や火山などの大規模土砂災害発生時には種々の現象が輻輳して発生することが予想される。
その際の情報の集約や共有化、限られた資源の有効活用による効率的な災害対処体制の構築など、大規模土砂災害に対する危機管理を支援する技術の検討・開発を行う。
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斜面災害対策の合理化検討
がけ崩れ危険箇所の災害リスク評価手法に関する研究
着実に急傾斜地崩壊対策事業を推進していくために必要な、事業着手の優先順位や適切な対策内容の定量的・合理的決定手法として、がけ崩れ災害リスク評価手法を開発する。
長大斜面で発生する崩壊と対策施設の要求性能に関する調査
長大斜面における崩壊の発生メカニズムと崩土の流動化の要因について分析を行い、有効な長大斜面対策手法を提案する。
また急傾斜地崩壊防止工事に最新の知見・コスト縮減を反映させるための調査・研究を実施する。
土石等の到達範囲の推定に関する研究
土砂災害の土石等の到達範囲、高さ、堆積状況等の実態を調査・分析することで、既存の推定手法の課題を整理するとともに精度向上策について検討する。(研究概要)
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国際協力
WMO/UNESCAP台風委員会等国際会議への職員の派遣
JICA研修生等への指導
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