自動運行補助施設データ仕様書

自動運行補助施設データ仕様書
Data Specification for Autonomous Driving Support Facilities

データ仕様書 Version 1.0[日本語/English]

   国総研資料(No.1244)『Data Specification for Autonomous Driving Support Facilities』刊行年月:2023年7月

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本資料の位置づけ

2020年に自動運行補助施設を道路施設のひとつに位置づける関連法制度が改正

  <改訂時の付帯決議>
 
自動運行補助施設について、自動運転技術に係る国際基準との調和が図られたものとなるよう基準の整備等必要な措置を講ずるとともに、今後の自動運転技術の急速な進化に対応できるよう、自動運転車両専用の走行空間の確保を始めとした自動運転社会における道路空間の在り方について引き続き検討を進めること。

ISO TC204 WG3の国内委員会で助言を得て、本資料をGDF5.1におけるSharable featureとして位置づける方向で調整し、令和5年5月開催のISO TC204 WG3の国際会議で本資料を発表。


本書の規定範囲(スコープ)

日本国内で今後実装する自動運行補助施設の地物定義

  - 車載アプリケーションにおける活用定義の詳細には踏み込まない   自動運転補助設備の地物定義範囲
- ISO19131に則って定義

自動運行補助施設とは

2020年に関連法制度を改正し、自動運行補助施設を道路施設のひとつに位置づけ

自動運転車の運行を補助する施設(磁気マーカ等)を道路附属物に「自動運行補助施設」として位置づけ(民間事業者の場合は占用物件とする)

省令で定められている内容

自動走行補助施設に必要な性能等 電磁誘導線 磁気マーカー 位置情報表示施設 車両センサーの届かない箇所の補助
電磁誘導線を用いた自車位置特定による運行の補助 磁気マーカーを用いた自車位置特定による運行の補助 位置情報表示施設による自己位置補正の補助 車両センサーの届かない箇所における道路状況の把握の補助
性能の基準 自動運転車等の補助に必要な磁界等を発するもの 設置された道路の位置を示す情報を表示するもの 設置された道路等の構造、他の車両、人、障害物を表示するもの
その他必要な事項 設置した施設について、以下の内容等を公示する旨を規定。
  • 設置した場所
  • 設置した施設の内容(磁気マーカー等)
  • 設置した施設の性能(磁界の強さ等)
  • その他必要な事項

自動運行補助施設の活用例

自動運行補助設置区間
・レーン情報の提供
位置情報標識を用いた自車位置補正 ブラインド区間情報の提供