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道路交通安全研究室
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車両用防護柵の実車衝突実験施設

◆実車衝突実験施設とは
 実車衝突実験施設は、車両用防護柵(ガードレール、ガードパイプ、ガードケーブル、コンクリート製壁型防護柵など)の開発・改良などを行うため、車両用防護柵に車両を衝突させるための施設です。衝突させる車両は、ウインチ装置の動力で無人で加速できます。
◆施設の概要
施設の諸元
最大牽引能力 大型車(最大25トン) 最大衝突速度:80km/h
大型車(最大20トン) 最大衝突速度:100km/h
小型車(最大  2トン) 最大衝突速度:140km/h
ウインチ装置 交流電動機(駆動モータ) 出力:750kw×2台
◆実験カット集
①操作室(実験スタート)  ②機械室(ウインチ作動) 
   
③実験車両スタート位置(牽引ロープにより牽引開始) ④加速路(所定の速度まで実験車両を加速)
⑤-1所定の衝突速度・角度で防護柵に衝突
(実験後に防護柵の性能を評価)
⑤-2 
⑤-3  ⑤-4 
◆車両防護柵の性能
 車両用防護柵には、車両が柵を突破しないように押し止める機能、乗員と車両が受けるダメージを最小限に抑える機能、これら大きく二つの機能が求められます。そのため、大型車であっても通常は突破しないようにする必要があり、また小型車であっても通常は乗員と車両のダメージが少なくなるようにする必要があります。そのため、車両用防護柵の開発・改良には、大型車と小型車の2回の衝突実験を行います。
 車両用防護柵の機能を評価するためには、次のⅠ~Ⅳの性能を満たすことが求められます。
Ⅰ.
車両の逸脱防止性能
Ⅱ.
乗員の安全性能
Ⅲ.
車両の誘導性能
Ⅳ.
飛散防止性能
◆過去の実験動画
 ■平成27年2月10日
  【実験条件】 車両重量:8トン 衝突速度:40km/h 衝突角度:10度

車両正面から

車両背面から

上空から

車内から