研究成果概要


国総研資料 第 983 号

【資 料 名】 深層崩壊に起因する大規模土砂災害被害想定手法

【概   要】  本資料は,今後の深層崩壊対策に資するよう,深層崩壊による土砂災害の被害を推定する手法について,現状の知見・技術を踏まえ,整理したものである。本資料では,当該地域において過去に発生した深層崩壊現象と同様な現象は将来も発生する可能性が高いと考え,過去の深層崩壊現象を整理分析し,将来の深層崩壊の発生箇所・規模・頻度等を推定する手法を示した。一方,近年,土砂の流下過程においては数値計算手法の有効性が検証されてきたことを踏まえ,土砂の流下過程の想定においては,数値計算による手法を示した。

【担当研究室】 砂防研究室

【執 筆 者】 内田 太郎,桜井 亘,鈴木 清敬,萬コ 昌明



表紙 69KB
中扉 447KB
目次 194KB
はじめに 313KB
   
本文
   
1.  基本事項 352KB  
  1.1 対象とする現象  
  1.2 対象とする現象の分類  
  1.3 手法の概要  
  1.4 収集すべき資料  
2.  深層崩壊発生条件が特質と見なせる領域への分割 654KB  
3.  蓋然性の高い深層崩壊現象の検討 493KB  
  3.1 基本的考え方  
  3.2 深層崩壊規模・形状の調査  
  3.3 深層崩壊に起因する土石等の流下形態の調査  
  3.4 深層崩壊発生箇所の地形・地質的特徴の調査  
  3.5 深層崩壊の発生頻度の調査  
  3.6 過去に発生した深層崩壊を伴う災害概要の調査  
  3.7 蓋然性の高い深層崩壊現象の抽出  
4.  大規模土砂災害被害想定実施箇所の絞り込み 1,784KB
  4.1 基本的な考え方
  4.2 蓋然性の観点からの想定する現象の見た絞り込み  
  4.3 被害発生の可能性の観点からの想定する深層崩壊の発生場所の絞り込み  
  4.4 地形条件の観点からの想定する現象の絞り込み  
5.  数値計算による深層崩壊に起因する大規模土砂災害の被害想定 1,484KB
  5.1 基本的な考え方
  5.2 深層崩壊に起因する土石等の流下形態の設定  
  5.3 天然ダムタイプの被害範囲の検討  
  5.4 土石流タイプの被害範囲の検討  
  5.5 崩土の直撃タイプの被害範囲の検討  
6.  被害想定の詳細検討 1,221KB  
   
奥付 413KB  
   
全文 8,423KB