研究成果資料


国総研資料 第 797 号

【資 料 名】 コンテナターミナルにおけるゲート通過の円滑性確保に関する研究

【概   要】  2001年のアメリカ合衆国同時多発テロを契機として,SOLAS条約の改正等,近年海上輸送・港湾分野において保安対策が強化されている.一方で,国内主要港湾のコンテナターミナル周辺では国際海上コンテナ輸送車両(トラック)の渋滞が恒常的に発生しており,その解消策が求められている.
 本研究では,コンテナターミナル周辺の実態を横浜港本牧埠頭BCターミナルで現地調査し,更に現地調査で得られたデータを基に,保安対策が強化された場合の待ち時間,待ち台数を計算した.保安対策が強化されてコンテナ搬入の処理時間が5分長くなる場合,現状設備ではオーバーフローするが,ゲート処理方法を変更することでオーバーフローが回避でき,その日のうちに処理できる結果となった.保安対策が強化された場合には,昼にゲートオープンするケースでも,現状設備ではオーバーフローする結果となった.

【担当研究室】 危機管理研究室

【執 筆 者】 里村 大樹,水谷 雅裕,鈴木 武



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