研究成果概要


国総研資料 第 641 号

【資 料 名】 遊覧船の事業活動,運航状況,利用者意識の現状分析
および地域資源の可能性

【概   要】  余暇活動は時代と共に変化するが,沿岸・海洋をフィールドとする個々の余暇活動は縮小傾向にある.本研究では,遊覧船による地域活性化を最終目的として,現状の内航旅客不定期航路の現状を整理し,運航状況や船体特性などについて明らかにする.また現地踏査やアンケート調査により,遊覧船の現地知見や印象についても解析し,地域活性化に向けた一考察を述べる.
 以下に,本研究の主要な結果を記す.
?@ 旅客不定期航路の近況動向は,輸送人員は横ばいであるが事業者数と航路数は増加傾向にある.
?A 遊覧船の事業者の約4割は当該地で遊覧船運航のみに従事しており,そのうち半数は小規模経営であった.
?B 松島の遊覧船は,事業者主体によって客層が異なっていた.
?C 人々が遊覧船に抱く印象評価は低い傾向にある.
?D 遊覧船を利用した地域活性策について提案した.

【担当研究室】 沿岸域システム研究室

【執 筆 者】 森本剣太郎



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中 扉 633KB
目 次 587KB
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奥 付 79KB


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