研究成果概要


国総研資料 第 540 号

【資 料 名】 <耐震強化施設としてのコンテナクレーンの耐震性能照査手法
に関する研究(その2)

【概   要】 『港湾の施設の技術上の基準を定める省令』及び『港湾の施設の技術上の基準の細目を定める告示』の改正(2007.4)にともない,技術基準対象施設として荷さばき施設のうち石油荷役機械以外の機械が追加され,さらに耐震強化施設に設置される荷役機械についてはレベル2地震動に対する要求性能及び性能規定が明確に規定された.しかしながら,技術基準改正に対応した設計事例が存在しないことなどから,耐震強化施設としての荷役機械を対象とした耐震性能照査手法の標準化及び照査項目等の明確化が必要とされている.このため,本研究では,上記への対応の一環として以下の検討を行った.
①全国調査に基づく,既存コンテナクレーンの固有周期や浮上がり限界加速度等の基本情報の整理
②実機コンテナクレーンを対象とした観測(強震観測,振動計測,常時微動)及び3次元FEMを用いた固有値解析に基づく,実機クレーン(調査対象のうち2基)の振動特性の把握本資料は、以上に示した結果を(その2)として報告するものである.

【担当研究室】 港湾施設研究室

【執 筆 者】 宮田正史,竹信正寛,野津厚,菅野高弘,小濱英司,久保哲也



表  紙 288KB
中  扉 367KB
目  次 142KB
本  文 2,204KB
奥  付 352KB


全  文 2,633KB