研究成果概要


国総研資料 第 130 号

【資 料 名】 我が国の国際航空貨物輸送における現況と課題

【概   要】  我が国の国際航空貨物需要は,輸出入とも,その大部分が成田空港に集中している.その結果,成田空港での国際航空貨物取扱量は世界第2位であるが,同時に貨物施設の狭さが深刻な問題になっている.この容量制約が,混雑によるディレイ,代替空港への保税輸送コスト,搭載時間の不確実性などの問題を派生させている.こうした問題は,我が国における国際航空貨物の輸送コスト上昇,サービスレベルの低下にリンクする.国内の高コスト構造とアジアの躍進によって,航空貨物輸送において,急速に日本の国際競争力が低下するおそれがある.本研究は,我が国の国際航空貨物輸送における,貨物特性・施設特性を整理するとともに,航空貨物輸送において最も重要な役割を持つフォワーダーが直面している問題点を整理し,貨物輸送効率化の視点から,これからの空港政策戦略の方向性について考察するものである.

【担当研究室】 空港計画研究室

【執 筆 者】 石倉智樹,滝野義和,杉村佳寿



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