|
「近年、室内空気中に汚染物質が放散・蓄積して居住者に健康影響を及ぼすシックハウス問題が、住宅等の安全と安心を脅かす重大な問題となっていることから、政府は平成14年3月8日にシックハウス対策のため建築基準法の一部を改正する法律案を閣議決定し、第154回通常国会に提出しました。
本改正案は、建材使用制限と換気対策の組み合わせによるホルムアルデヒド対策及び、クロルピリホスの使用禁止を骨子とするもので、7月5日に成立、12日に公布され、7月29日に技術的基準の試案が公開されて意見募集が始まっています。
この技術的基準の試案及びその作成根拠の策定にあたっては、国土技術政策総合研究所が実施中の総合技術プロジェクト「シックハウス対策技術の開発」の成果がその根拠として活用されています。
この意見募集と併せて公開された参考資料は、以下の3点です。
- 実大実験住宅を用いた建材量とホルムアルデヒド濃度の関係
- ホルムアルデヒド濃度に関するスモールチャンバー実験及びデシケータ実験
- クロルピリホス検証実験及び多数室換気計算手法を用いた床下汚染物質発生時における室内濃度予測
シックハウス対策に関しては研究的な蓄積が乏しく、殊にオフィスや学校など住宅以外の用途の居室における汚染現象の解明や、ホルムアルデヒド以外の様々な揮発性有機化合物などに関する測定や対策技術の調査研究が今後も必要とされています。
|