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流況は1年を通じた川の流量の特徴のことをいい、豊水、平水、低水、渇水流量を指標にします。
流況を見ると、その川の1年間の流量の変化の様子や水の豊かさが分かります。
環境基準の達成目標等は、低水流量や渇水流量を目安にして計画が立てられています。

流況をあらわす指標(豊平低渇)
 豊水流量:1年を通じで95日はこれを下回らない流量
 平水流量:1年を通じで185日はこれを下回らない流量
 低水流量:1年を通じで275日はこれを下回らない流量
 渇水流量:1年を通じで355日はこれを下回らない流量

川で観測した365日分の流量データを、大きい順に並べて、95番目の流量を豊水流量、同185番目を平水流量、同275番目を低水流量、同355番目を渇水流量といいます。
渇水、低水、平水といった指標は、もともと水力発電分野に発したもので、当初は停電を避けるために渇水流量を発電使用水量にしていました。しかし技術の発達とともに使用水量も除々に増え、豊水の用語が使われるようになった経緯があります。

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