水中に解けている酸素(溶存酸素(DO))の濃度が低下し、水中にいる生物の呼吸に必要な酸素が、十分にない状態のことをいいます。 (BODやCODの数値が大きい)有機物を多く含んだ汚い水が流入すると、水中の微生物が有機物を分解するために、たくさんの溶存酸素を消費してしまい、貧酸素の状態になります。
貧酸素になると、以下の現象が発生します。 (1)魚が呼吸できなくなって死んでしまいます。 (2)悪臭がします。 (3)川底に溜まっていた金属や栄養分が水中に溶け出します。