研究分野Research Fields

維持管理の高度化・効率化 - 道路管理支援システム

道路基盤地図情報を活用した、道路管理支援システムの高機能化

 国土交通省では、平成18年度から大縮尺道路地図の「道路基盤地図情報」の整備を推進し、道路基盤地図情報を活用した道路管理業務の効率化に向けた取組を行っています。この道路基盤地図情報を有効活用するには、道路基盤地図情報の元データである道路工事完成図および道路施設基本データの作成から、道路工事完成図等を集約するシステムへの登録・管理までのフローが滞りなく安定かつ継続的に運用されている必要があります。  本研究室では、道路管理に必要な情報(道路付属物の諸元や巡回結果、メンテナンス履歴など)を一元的に管理・重畳し、多角的視点からの管理業務の見直しや要因分析に活用するための仕組みの構築に必要な技術開発や基準類の整備を行っています。  平成29年度では、直轄国道における道路工事完成図等データの直接登録機能の開発や、道路管理支援システムにおける地図表示機能の開発、道路巡視支援システムとのデータ連携機能の開発及び連携仕様(案)の作成、道路管理支援システムの従来のデータセンター環境からクラウドサービス環境への移行に伴う機能改良を行いました。

直接登録機能の操作画面とクラウドサービス環境への移行に伴う機能改良一例(道路幅員の計測)

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