研究分野Research Fields

安心・安全 - 風水害への対応

CCTVカメラと点群データを使った計測技術

 国土交通省では河川や道路の管理のために全国に約2万台のCCTVカメラを整備、運用しています。これらのCCTVカメラは地震発生時などにおいても被害状況の確認に活用していますが、広域災害においては被害状況を効率よく把握できるようにする必要があります。被害状況を効率よく把握する手段として、CCTVカメラ画像による異常の自動検知や画像上での被害箇所の計測などの画像処理の高度化が有効です。また近年、画像処理技術やレーザ計測技術などの進展や普及に伴い、より高度な技術が利用しやすくなってきています。
 このような背景を踏まえ国土技術政策総合研究所では、撮影したCCTVカメラ画像とその当該地点の3Dモデル及び点群データから、被害箇所の変状や堤防天端から水際位置までの高さを観測する技術の開発に取り組んでいます。

堤防の幅計測及び水際位置から堤防天端までの高さ計測イメージ

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