海外調査

海外調査について

国土交通省では、3次元モデルを活用し社会資本の整備、管理を行うCIM(Construction Information Modeling, Management)の試行を2012年度から開始しました。国際的なBIM(Building Information Modeling)や土木分野での国際標準化の動向を踏まえ、Society5.0における新たな社会資本整備を見据えた3次元データを基軸とする建設生産・管理システムを実現するためBIM/CIM(Building / Construction Information Modeling, Management)という概念において取り組みを進めており、令和5年4月から直轄土木業務・工事を対象に「BIM/CIM原則適用」を開始しています。

また近年、国際的には建設資産・プロジェクトを対象とした情報管理の考え方や方法を定めた国際規格ISO19650に基づく取り組みが進められています。ISO19650では「共通データ環境(CDE:Common Data Environment)」の考えに基づき、情報を集約・管理することが重要であるとされています。
我が国においても、BIM/CIMの活用をさらに進めるため、ISO19650やCDEに関する国際動向について調査を実施しています。

これまでの調査組織

調査組織 調査年度

英国

Environment Agency(EA) R6
Department for Environment, Food & Rural Affairs(DEFRA) R6

スイス

スイス連邦鉄道 R5
TUV SUD R5

ドイツ

Bundesministerium für Digitales und Verkehr(BMDV) R6、R5
Hamburger Energienetze GmbH R6
Bundesministerium der Verteidigung(BMVg) R5
Planen bauen4.0 R5

フランス

Société des grands projets(SGP) R6
Centre d’Études des Tunnels(CETU) R6

令和6年度調査

令和6年度調査では、フランス、英国、ドイツの3か国の6機関を訪問し、BIM/CIMの活用状況、データ作成・交換ルール、CDEの導入・運用状況等について調査を行いました。

令和5年度調査

令和5年度調査では、スイス、ドイツの2か国の5機関を訪問し、BIM/CIMの活用状況、CDEの導入・運用状況等について調査を行いました。

参考