道路の走りやすさランクをカーナビ・Web での経路検索に活かす-官民共同研究の紹介-
 


 近年、カーナビや経路検索Webサービスの発達・普及が進んでいます。カーナビ等には、距離、時間、注意情報(事故・渋滞)、観光情報等、多種の情報を同時に関連付けて利用できるという利点があります。ここに、道路の走りやすさマップデータを、属性情報として加えることで、紙地図の形式よりもバランスの良い経路選択が可能になり、また、従来のナビに比べてルート選定の幅が広がると期待できます。さらに、道路の走りやすさマップ等に関するリアルタイムな表示・音声情報の提供が可能になり、高齢者に対する安全運転支援としての効果も期待できます。
  しかし、紙地図形式の道路の走りやすさマップデータをカーナビ等へ活用するには、カーナビ等に適合する形の電子データへの変換、その仕様の検討などを行う必要があります。そこで、実際にカーナビ等の開発を行っている民間企業との連携が不可欠であることから、平成18年12月から平成21年2月までの間、民間企業6グループ10社と共同研究を行いました。

走りやすさマップのイメージ

  ・金澤 文彦, 藤本 幸司, 布施 孝志, 松林 豊, 湯浅 直美, ,'道路の走りやすさをカーナビが教えます-官民共同研究の紹介-',建設電気技術 2007技術集, (社)建設電気技術協会 2007技術集 11〜15, 2007.9
  ・関本 義秀, 井坪 慎二,'走りやすさを表現した地図の開発とカーナビ等への展開',土木技術資料 財)土木研究センター No.49 46〜49 2007.2
  プログレスレポート1
プログレスレポート2
プログレスレポート3
  GIS・ITSチーム :今井 龍一、湯浅 直美
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(2010年5月更新)



 
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