研究成果 論文(概要)
タイトル
路面の段差・幾何構造等が電動キックボード及び自転車の走行性に与える影響に関する走行実験
概要
令和5年7月1日に、道路交通法の一部を改正する法律のうち、特定小型原動機付自転車の通行方法等に関する規定が施行され、従来、原動機付自転車や小型特殊自動車は車道左端を走行するとされていた電動キックボードが特定小型原動機付自転車として位置づけられ、16歳以上は、免許不要で自転車道や自転車専用通行帯を通行可能となるなど、自転車通行空間をとりまく環境が変わってきている。電動キックボードの走行安全性等は、実証実験により確認されてきたが、障害物、幾何構造等が走行安全性に与える影響等の詳細は明らかではない。段差等の障害物の有無による影響、幅員や平面線形の幾何構造等の影響を把握し、今後の自転車道整備の検討時の参考にできるようにすることを目的とし、試験走路内に自転車道を模した走路を構築して、走行実験を実施した。
書誌情報
第70回土木計画学研究発表会・講演集,Vol.70
著者
上野 宇悠, 池田 武司, 藤田 裕士, 大橋 幸子